実際にフジ・ロックを体験したみんなからその体験談などをお伝えすれば、最も意味ある情報源になるのではないか... と始めたのがこのシリーズ。ぞくぞくと原稿が到着しています。今回はbonoさんとmanabuさんのものです。まだまだ募集していますが、文字数は400から1000文字。subjectには「FRF原稿」と入れてORG-masterまで送ってください。よろしく。
reported by ORG-master (March 14, 2002)
---------------------
-まったりフジの夏-
いつのまにか結構いい年になっちゃった女友達3人で毎回まったり参加しております。昔みたいに 思い切り叫んで、踊って! とか男の子達と恋の駆け引きめいたこととか、そんな若者らしい興奮やドキドキとはかけ離れたほのぼの道中(殆ど慰安旅行に近い)なんですけど。それもまた良し。フジは他のフェスに比べ出演者の幅も広いので、参加する人も様々。お子様からナイスミドルまで。それぞれがそれなりに、なんとなく楽しく過ごせる、本当に稀有なフェスティバルだと思います。
そんな日々の仕事疲れで、体力気力共に自信ナシ!!(キッパリ)な私達ですが。 去年01では初めて夢の最前列!とゆうものにチャレンジしてみました。いや〜。無謀な試みかと思ったんですけど。これが、同じ最前列でも端っこなんかだとかえって楽なこともあるんですよね。(勿論アーティストによるんでしょうが。)ちなみに一番前で見たのは、去年のBIGなトリのoasis。(端でも無謀...)それにしても、あの時のセットリストがまた懐かしいというのか、なんとゆうのか! 演る曲演る曲、学校の授業の合間にその頃バイトしてたタワレコで発売日にシングル買っては皆で回し聴きしてた曲ばかり。当時あんなに若くて、顔色悪くて、ファーストフードばっかり食べてんだろうなぁ。って感じしてた兄弟も、すっかりパパの顔。どっしり落ち着いちゃって。でも楽しそうに演奏してたのでほのかに安心しました。
oasisにまでほのぼのしちゃうような、ノリの今ひとつずれた私たちですが今年も日焼け止め片手に(お肌の曲がり角とうに過ぎてるんで)参加しようと思っております。02では有給取って3日間参加する元を取るべく、いつになく奮闘!!するなんてことは多分なく。例年通りまったりマイペースで音楽のシャワーをあびたいなと思っております。それぞれのフジの夏。楽しみましょうね! スタッフの皆さんも無理せず頑張って下さい。
letter from bono (March 14, 2002)
---------------------
僕は00年のフジロックに参加させていただきました。大阪から雷鳥に乗り電車に揺られながら数時間。苗場に近づくと雨が窓に打ち付けてきました。大丈夫かなぁ。と思いながら会場に到着。既にフェスティバルは始まっていたのであまり人のいないキャンプサイトでグリーンステージから流れる音を聴きながらテントを張りました(2・3日目限定参加なので)
明けて2日目。会場に入りホワイトステージへ。TROJANSのハッピーなライブを体験した後、会場をウロチョロしながら、再びホワイトステージに行くと場内恐ろしいくらいの静けさ。誰が演ってるのかな?と見てみると噂のTHA BLUE HERB。僕はヒップホップは全然知識が無く、興味本位で見ているとボスの圧倒的なリリックに自然と飲み込まれていました。「ILL BEATNIK〜FUJIROCKバージョン」と言うんでしょうか。彼らのファンの中ではもはや伝説となっているようです。それこそ言葉にならないような、あの時というかあの瞬間、あの場所でしか有り得なかった様に思える音に出会えてよかった。
後にWOWWOWでこのシーンが放送されていました。僕はすぐさま音をMDに落し、今でもたまに聴いています。
letter from manabu (March 14, 2002)
|