遠いところから苗場まで、フジ・ロックまでは大変だけど、来てくれてありがとう、ケンイチさん。おそらく、日本中に同じような気持ちを持っている人がいると思うんですね。フジ・ロックに行きたいんだけど、あきらめている人。でも、一度遊びに来てちょうだい。僕自身、イギリスのグラストンバリーには、過去17年、毎回行ってるから。最近なんて行ってもほとんどライヴを見ないで遊んでいるだけなのに。(笑)フェスティヴァルというか、祭りには、奇妙な魅力がありますよね。
ということで、体験談はまだまだ募集中。どんどん送ってください。文字数は400から1000文字で、subjectには「FRF原稿」と入れてORG-masterまでメールでお願いします。
Reported by ORG-master (March 27, 2002)
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いや、毎年「行きてぇなぁ」とは思ってたんですワ。FUJI。けど、ちょうど苗場に移った年に北海道へUターンしたワタシにとっては「おう、ちょっと行ってみっか」なんつって行けるモンではナイ。だってね、北海道から苗場へのアクセスのし辛さったらナイよ。沖縄行くほうがずっとカンタン。で、雑誌のリポートなんかを指を加えて見てたんですワ。01までは。
4月のとある日。今思えば発表の翌日だったんでしょ。シゴトを終えて夕刊をめくってたワタシの目に「FUJIにCrazy Horse」なる記事が!そっからは早かった。すかさ ずカノジョにデンワ。「行くよ」「えぇ、だって」「だってもナニもねぇんだよ。ウチにゃ『Crazy Horseが日本で野外ライブを行う場合、嫁を質に入れても行かなければならない』って家訓があるんだ!」「...。」
ウン、やっぱり遠かった。苗場。磐越くらいまでは調子ヨカッタんだけどね、一旦新潟の日本海を見てから山へ逆戻り、ってな高速のルートが酷。フネもあわせたら16時間くらいだったかな。出口で料金所のおっちゃんにナンバー見て笑われて。「フェスティバル?」なんて聞かれて「ハイッ!」って元気良く返事したものの。けどね、トンネル抜けて右手に会場が見えてきたときの気分と言ったら...。
1日券だったんで駐車場が遠い、とか、時間のせいかな?駐車場でシャトルバスが止まってくれねぇ、とか、いや、荷物多すぎた、あ、カノジョ泣いてる、とか、すったもんだ有りつつキャンプサイト。恐ろしい傾斜しか残ってねぇ!サーカスが「ハチコナー!」とか喚いててうるせい。やっと眠れたかと思うと関東から出発組が到着して起こされる、とか散々な目にあいつつもそれが楽しいんだ。
ライブについてはもう書くことなし。ソウルフラワーとパティが重なってたのは残念 だし、ニールに間に合わせる為に渋さを最後まで見られなかったのも心残り。ニールの終盤にはもう足がガクガクして立ってられねぇ程の疲れが。けど、サイコーだった。
カネはかかったよぉ。ホントそれこそ沖縄行けるくらい。シゴトも2日も休まなきゃイケナイし。けど、帰りの車中ではもう、来年のハナシですワ。カノジョと。
今年もモチロン行く! 行かいでか!!
#ホワイト側の川、隣で水浴びしてた兄ちゃんが「自分、青森からクルマなんすヨ!何処からですか?」って自慢気に。「いや、オレ北海道なんだけどね。軽四。」って答えた時のカオったら...。
letter from ケンイチ (March 27, 2002)
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