とりあえずは、すっぱ抜きで出演者の1/3ぐらい、あるいは、1/4ぐらいかなぁ... は、とりあえず、出てきたり、想像できたり... でもねぇ、大将が隠している出演者のすごいこと。
といっても、本当のことを言えば、出演者よりなにより、日本中から、あるいは、世界中から、本当に音楽を愛し、自然を愛し、人間を愛する人が年に一度集まってきて、まだ自分たちが生きていることを謳歌し、祝福することの方が重要だし、それがフェスティヴァルの意味だと思っているっての、ORG-masterだけではないと思います。
少なくとも、ここで働いている仲間は、金儲けよりなにより、そんな奇跡のような空間や時間を作るために必死になっているということだけはどこかで理解して欲しいなぁと思います。
ということで、そんな人たちがフジ・ロックに集まってきてくれるのは嬉しいですね。おそらく、今回メールをもらったマサオも、そんなひとりだと思えます。ありがとう。
でも、体験談はまだまだ募集中。どんどん送ってください。文字数は400から1000文字で、subjectには「FRF原稿」と入れてORG-masterまでメールでお願いします。
Reported by ORG-master (March 30, 2002)
---------------------
今年もついに出演アーティストが発表されましたね。僕は97年から毎回参加しています。もちろん今年も行くつもりで、ロールオーバーチケットを申し込み、めでたく獲得に成功しました。やったね。
フジロックは、今のくだらねぇ日本社会のなかで、唯一のスペシャルな空間です。
たとえば、今の日本では、普通に生活しているだけでもゴミのような音楽が強制的に耳に入ってきます。そんなゴミでも、多くの世間の人たちには有り難られているらしく、お遊技会レベルのことしかできない人でも「アーティスト」とか呼ばれちゃったりしてます。ああくだらねぇ。
こうしたことは音楽に限らず、映画や流行、ライフスタイルにいたるまであらゆる部分で感じるのですが、そんな思いに同調する人はホントに少なく、憤懣やる方ない思いをし続けてきました。
でもフジロックだけは、そんなマイノリティー達が集まる空間だと思います。
99年のアンダーワールド。Bornslippyが流れて、1万人を超えるオーディエンスが手を挙げて、見上げた夜空には流星が流れている--------- 最高の音楽、最高のパフォーマンスに対して、純粋にリスペクトし、踊っているオーディエンス。 そんな光景を目の前にして、僕はライブで初めて涙を流しました。
「日本でロックフェスをやりたい」という日高大将はじめスタッフの意志、チケットが少々高くても、純粋に音楽を愛し楽しみたいというオーディエンスの意志、それに最大限応えてくれるミュージシャン達の意志。こうしたシンプルで、明確で、ピュアな「意志」を観ることが出来た。こんなくだらねぇ世の中でも、自分と同じ思いをしている仲間達が、少ないけれどもいるんだということが嬉しくて、涙を流したんだと思います。
(ま、この年のフェス終わって家に帰って新聞の「GLAY20万人」の記事でまた凹んだんですけど...)
なんだかズラズラ書きましたけど、要は今年も楽しみで居ても立ってもいらんないってことです! FujiRocker's のみんな、今年も苗場で目一杯楽しもう!
letter from マサオ (March 30, 2002)
|