フジロックを縁の下で支える企業の存在とは? an湯浅氏インタビュー

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 フジロッカーズにとってフジロックが夢の空間であることは今さら言うまでもないんですが、そんな夢の空間を創る舞台裏には協賛する企業の存在があるのです。ではフジロックがフジロックであるための企業の関わり方とは一体? そんな気になる裏事情をネットカフェを支えるanを代表して湯浅氏に直撃インタビューしてきました!

 企業としてフジロックに関わるとは一体どういうことなのか? まずはフジロックに協賛するようになったきっかけから聞いてみました。


湯浅:anはアルバイトのブランドとしてかれこれ数十年の歴史があるんですけど、「anは知っているけど、anの中身はみんな知らないよね」っていうことが非常に気になっていたんです。そんな中どうやったら若者とコミットできるのかを模索している時期がありまして、それがちょうどanが「夏バイト宣言」というのを打ち立ててやっていたときだったんです。そこで我々の気持ちを代弁してくれて、且つ若者の心にひっかかるようなイベントを探していました。
 具体的にフジロックに興味が沸いたのは、1回目からフジロックに参加している社員の女の子がいたことなんです。毎年夏になると「すみません、休ませてください」って4日間いなくなるんですよ(笑)。その子にフジロックがどんなイベントなのかを聞いて、今の若い子に足りないものを持っているイベントなのかなということを直感的に感じたんです。若い人が10万人とか山の中に集まるってやっぱり何かあるんだろうなって。それでフジロックに興味をもったわけです。


 こうして2005年からフジロックに関わることになったan。では現場で働くネットカフェスタッフの印象とは? そして現在募集している今年度のネットカフェスタッフの理想像とはどんなものなのでしょう?


湯浅:フジロックってあれだけ人数がいて、お酒を飲んでいる人がいるのにいざこざがほとんど起きないですよね。僕は前夜祭から行かせてもらっているんですが、まず「帰ってきたぞー!」みたいなノリがあって、すぐに仲間になれるような空気が良いですよね。ああいうのって東京ではなかなか無いし、ましてやアルバイト先では最近無いっていう。僕は本来アルバイトっていうのはそうあるべきだと思っていて、仲間を作るとかそういうことも含めてアルバイトであってほしいんです。今は世知辛くてお金のためっていうのが多くて……。でも金だけじゃないだろって。働くことによって貴重な経験とか、友情とか、もっと違うモノも得てほしいですよね。
 ネットカフェで働くスタッフの子は、この仕事を通して会ってすぐの人とコミュニケーションをとれたり、好きなものを我慢して好きなことを支えるということを経験しているみたいですね。終わった後に「良い経験をさせてもらいました」って言ってもらえるのが嬉しくて、「また来年もやろうね」ってつい勢いで言っちゃうんですよ(笑)。続けることにも意義があるなって思っているので、単なるイベント協賛みたいに1回やって終わりっていうよりは長くやっていくことの方が重要な気がしていますね。長く続けてフジロックの良さや働くことの美しさを伝えていきたいなって思っています。
 スタッフに求める理想像は好奇心や向上心があって、あと何かきっかけを欲しがっている人ですね。街の中では同じようなことのくり返しで、何か一歩前に出られないというか。そういう人たちが参加して何か踏み出すきっかけになってくれるとやった甲斐があって良かったなぁと思いますね。大袈裟な言い方かもしれないですけど人生の分岐点になりえると思うんですよ、フジロックって。


 フジロックやネットカフェを通し、働くことに意義を見出してくれると嬉しいと語る湯浅氏。湯浅氏自身もフジロックで働くことに大きなやり甲斐を感じているとのこと。企業として、一個人としてのフジロック観を最後に語って頂きました。


湯浅:企業としてはフジロックに参加している「an」と言うことでユーザーのみなさんに期待感をもってもらえれば良いし、共感を得て頂ければ大成功だと思っています。
企業ではありますけど、フジロックを共に創っている仲間として見てもらえると嬉しいですね。僕個人としては、できることならフジロックを新入社員の研修の場にも使いたいくらいなんです(笑)。人間形成にすごく良い場所ですからね。


 そんな湯浅氏とも会える(?)ネットカフェスタッフの募集は来週27日(水)まで実施中。締切り間近なので、まだ・・・という方は今すぐこちらへ。
夏バイト宣言2007今年もやります!FUJI ROCK FESTIVAL’07 オフィシャルサポーター キャンペーンページ
http://weban.jp/hcamp/summer07/index.html


Interviewed by Org-funa
Photo by Org-maki