自転車フジロッカーインタビュー!(入門編)

フジロッカーズのみなさん、フジロックの会場である苗場までの道のりを、どのような交通手段でいらしてますか? これから始まるフジロックに思いをはせつつ、苗場の会場まで向かうひととき。そして、さまざまな思い出を胸に会場を後にする帰り道。フェスティバルそのものと同じくらい、特別な時間ではないでしょうか。
平野孝士さんは21歳の大学生。去年のフジロックでは、自宅から苗場の会場までおよそ190kmの道のりを、なんと自転車に乗ってやって来たそうです。まさに「家を出た瞬間からすでにフェスティバル」。一体どのようにして? 注意点やコツは? ツール・ド・フジの楽しさも含めて、自転車フジロッカー、平野さんのインタビューを、入門編・実践編の2回にわたってお届けいたします。
――自転車でフジロックの会場を目指そうという発想はどこから?
平野(以下H):僕はトライアスロンをやってて、トライアスロンを通じて自転車に乗るようになったんです。日本中を走ったり遠くに行くのが好きで。フジロックに自転車で行ったら、ロックかなと。(去年のフジロックに出演した)HIVESとレッチリ(RED HOT CHILLI PEPPERS)が見たくて。
でも会場に着いた時が、一番感動しましたね。レッチリを見たことよりも、HIVESを見たことよりも(笑)。会場までの道のりをひと通り上りきると、フジの斜面が見えるんですよ。テントがバーッと広がってて。おおーっ、フジだ! と思って。テントが見えた瞬間、良くやった、俺! みたいな(笑)。フジロックの感動を自分の達成感が上回ったというか。
――時間的にはどのくらいの期間で会場まで到着されたのですか?
H:前日の朝9時くらいに家を出て、途中休憩しながらひたすら自転車漕いで、夕方4時くらいに苗場のふもとの沼田まで出て。行こうと思えば一日で苗場まで行けたんですけど、宿がないんで沼田で泊まって。沼田から苗場までが意外とあって、2時間くらいでした。ペースは流す感じで。個人差ありますけど、時速25kmくらいですかね。でもフジが待ってると思うと、若干普段より早かったかもしれないですね(笑)。苗場までの坂道はその人のレベルにもよると思うけど、そこまで「激坂」っていうほどではないかなと。
――途中、道には迷いませんでしたか?
H:地図見ながら行くのには慣れているので。バイク用のロードマップに情報が載っているんですよ。ロードマップに載っている健康ランドとかに泊まったりとか。健康ランドはあなどれないです。安くて、風呂も充実していて。大体相場が、2~3千円くらい。
――帰り道は体力的にいかがでしたか?
H:(去年のフジロック2日目に出演した)レッチリ(RED HOT CHILLI
PEPPERS)のあたりはもう、雨も降ってたんで、足も限界に来ていて。本当は夜までいたかったけど、レッチリまで頑張って見て、宿泊していた宿まで戻って。帰り道が下り坂だったので風を受けて、でもペダルは漕がないんでぜんぜん身体が温まらないんですよ。すごい寒かったので、途中のコンビニでおでんを買って。真夏におでん食ってこんなにうまいと思わなかった。おでんうめえ~って(笑)。
――今年はフジロックに誰が来て欲しいですか?
H:今年ですか? あー、AC/DCを見てみたい(笑)。
――自転車に乗りながら「HIGHWAY TO HELL」ですか!?(笑)。
H:自転車でアンガス・コール。自転車乗りながら聴くとテンション上がってくるかも知れないですね(笑)。適当に何か口ずさんだりとか。どうせ聞こえないだろうとか思って(笑)。でも基本的には自転車に乗ってる時には考え事はあまりしないです。周りの景色とかがきれいだなあとか、そのぐらいで。頭の中は真っ白って感じで走りますね。

自転車で行くフジロック体験には、どうやら会場でフェスティバルに参加するだけでは味わえない経験と感動があるようです。さらに自転車自体もエネルギー源は人力、排気ガスはゼロと環境に貢献する魅力的な乗り物。とはいえ、事前に知っておかなければならない注意点もいくつかあるようです。次回は実践編と題して、インタビューの続編をお届けいたします。
interviewed by org-funa, org-jet-girl
photos by org-ryota













