自転車フジロッカーインタビュー!(実践編)

前回のインタビューで入門編として自転車で行くフジロックの醍醐味について語ってくれた21歳の大学生、平野孝士さん。お話しを伺ううちに、ただ楽しいだけではなくて、事前に知っておかなければならないいくつかの注意点があることがわかってきました。今回は具体的な注意点を中心に、インタビューの続きをお届けいたします。
――持って行った荷物は具体的にどのような物でしたか?
H:マウンテンバイクと違ってロードレーサー用の自転車はあまり丈夫じゃないんで、あまり積めないんですけど、パンクの修理道具は絶対に。あとは雨合羽ですね。山だといつ雨が降るか分かんないですから雨対策はしっかりと。防寒着も持って行った方が良いと思いました。
――帰り道を考えると、照明器具も持って行った方が良さそうですね?
H:ライトは持って行った方がいいですね。苗場周辺の道は街灯がなくて真っ暗なんですよ。途中トンネルも抜けるし、自転車はけっこうスピードが出るんで、ここで滑ってコケたら俺死んじゃうんじゃないかな、みたいな。そういう時ライトがないと危ないですね。でも、苗場の辺りは標高が高いから、帰りの夜空の星がすごいきれいでしたね。来て良かった、みたいな。
――自転車はスピード制限はないのでしょうか?
H:ロード用の自転車って本当にスピードが出るので、個人差はありますけど、下りで(時速)60kmは出せます。自転車は軽車両の扱いなんですよ。
(自転車を含む軽車両について、道路交通法では法定最高速度が規定されていませんが、実際に時速30kmを超える速度で進行する自転車については、民事上の過失割合について加算要素とするのが標準的となっています。車両ですので、もちろん自動車と同様に飲酒運転は禁止されています!)
――自転車だけではなく、他の交通手段と組み合わせて行くことも可能でしょうか?
H:ぜんぜんありますよ。自転車ってバラせるんですよ。バラして袋に詰めて、担いで行けるんです。車輪とかも簡単に外れるんですよ。電車にも積めるので、駅で組み立てて乗ることもできるし、帰りを電車で帰ることもできますし。(自転車をフレームと前後輪に分解し「輪行袋」と呼ばれる専用の袋に詰めて自力で担いだり搬送を依頼したりすることを「輪行(りんこう)」と呼ぶそうです)。
――フジロックで自転車ロッカーズに対してこれがあればいいな、と要望することはありますか?
H:メンテナンスブースとかあったらいいかもしれないですね。
――会場ゲートのすぐそばの、雑誌Street
Bikers編集部が運営するバイクで来るお客さんのためのメンテナンスブースはご覧になりましたか?
H:見ました。バイクはバイクでも、僕のは自転車なので、見てくれないのかなと思ってました。
(昨年ブースにいらした編集長に伺った話では、自転車の方も何人かいたそうで、自転車の修理も何台かされたそうです)。
――自転車ロッカーズが増えて、お互いに助け合ったり、情報交換ができるようになるといいですね。
H:会場に着いて自転車の駐輪場に行って他の自転車が置いてあるのはわかったんですけど、「今着いた」みたいな人がいなかったので。いたら話しかけたかったですね。

――今年はフジロックに行く予定はいかがですか?
H:自転車で、ぜひ。自転車で遠くに行くのが好きな周りの人を誘って行きたいですね。
――ありがとうございました!
じつに魅力的な自転車ロッカーズの世界。とはいえ、ツール・ド・フジの道のりを楽しむには、自分自身の体力を過信しないで無理をせず、道路交通法規を守り安全走行を心がけるのがなによりも最優先のようです。インタビューでも語られたいくつかの注意点に気をつけながら、今年はより個性的な方法でフジロックに参加してみてはいかがでしょうか?
interviewed by org-funa, org-jet-girl
photos by org-ryota













