ROOKIE A GO-GO’07 AFTER PARTY レポート

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 「いつ夏は終わるんだよ! コラ!」というくらい暑さが続く今日この頃。フェスの余韻を求めて各地のフェスやイベントに出かける忙しい人もいることでしょう。

 恵比寿リキッドルームにもフジロックの余韻がある、かもしれない。この日は、ルーキー・ア・ゴーゴーのアフターパーティーと題して、ルーキー・ステージを1ヶ月後の恵比寿に再現した企画である。以前にお伝えしたようにフジのリストバンドを持ってくると割引の大サービスで、ぶっちゃけ「安いから来た」という人もいたようだ。では、そんなアフターパーティーのレポートを送ります。

 一応説明しておくと、フジロックのルーキー・ア・ゴーゴーは、チケットなしで観ることができる無料のステージで(苗場まで足を運べる人限定だが)、ライヴは深夜から始まる。メインのステージが終わって、キャンプサイトや宿に戻る途中、「もう少し楽しんでいくか」とある種リラックスした雰囲気の中で行われる。今ではメインステージにも出ている、サンボマスター、アジアン・カンフー・ジェネレーション、髭(HiGE)などのバンドが、かつてこのステージに立ち、ここをステップにして飛躍したのだ。


 この日、出演したのは、今年のルーキーに出たサイプレス上野とロベルト吉野とa flood of circle(ア・フラッド・オブ・サークル)、惜しくも出られなかった忘レ敵(わすれがたき)とminjah(ミンジャ)と去年のルーキーに出てブレイクしつつあるかもしれない!? ザ50回転ズの5組。


 ステージ後ろには、「ROOKIE A GO-GO」とあるバックドロップが飾られて、ルーキー・ステージを再現していて、自分が会場に着いたときは、まだ早い時間なのか適度な空き具合がむしろルーキーの感じを出している。リストバンドを持ってきた人は割引ということだったけど、さすがにずっと腕にしている人は、あまり見かけなかった。


 ルーキー・ア・ゴーゴーは時間帯にもよるし、バンドの前評判にもよるけど、大体のお客さんは、まずは様子見、そしてよい演奏なら徐々に集まり、ノってくるのだけど、この日の感じもそれに近かったかな。お笑いとヒップホップの融合で、もはやルーキーとは言えないくらいのキャリアがあるサイプレス上野とロベルト吉野も、度重なるMCのサイプレス上野による煽りを受けて、ようやくお客さんも反応した感じ。UAがレゲエバンドをバックに昭和歌謡を歌っているようなminjahや、グランジやシューゲイザーからの影響が顕著で、レミオロメンを激しくさせたような忘レ敵も、演奏が進んでいくうちにたくさんの拍手を貰っていた。


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 この日の発見は、a flood of circleで、ミッシェルガン・エレファントとDMBQを足して2で割った感じで、ロックンロールのエッジに70年代ロックの重さが加わった音だった。特にドラムの迫力がすさまじくて、フジロックに出たときに見逃していたのを後悔するくらいだった。

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 そして、この日のトリはザ50回転ズ。このバンドを目当てにしているお客さんが多かったかな。彼らも徐々に活躍の場を広げているし、そのうち、サンボやアジカンあたりと名を並べることができるかもしれない。彼らは最初からハイテンションのロックンロールをぶちかまし、お客さんたちを煽りまくり、自分たちの世界に巻き込んでいく。その高すぎるテンションが笑いを誘い、愛情に裏打ちされたストレートなロックンロールがお客さんたちを踊らせ、モッシュを作る。普段のライヴと同じようにコール&レスポンスも決めて、しっかりとフロアを掴んで去っていった。思えば、1年前のルーキーに出たときも、彼らは遠慮なく暴れまくったように、ルーキーだからといって遠慮することはないんだなぁと改めて思うのであった。


text by org-nob, photo by org-tommy, org-ryota