FUJI ROCK FESTIVAL'06 TOP5
異論反論大歓迎! あなたのtop5って誰だった?第1弾

今年初めて参加しました。レッチリとフランツフェルディナンドが出るから、どうしても行きたい!と思って、3日通し券を買いました。3日間すごくたくさんのアーティストのライブを見て、上記の二つも他のもすごく良かったのですが、最終日に私のハートをわしづかみにしたのがThe Raconteursでした。
私White Stripesのファンでもあるんですが、実はBrendan Bensonもデビュー当時から大好きで、BrendanがWhite Stripesのアルバムに参加したかと思ったら、そのままバンドも組み始めて、フジロックに来るというじゃないですか。これは絶対見なきゃとかなり気合を入れて開演45分前にグリーンステージへ。でも意外と混んでない・・。まだそんなに知名度がないのか・・?まあいいかと人の隙間をぬって(結構空いてる)いたらいつの間にかステージ左側の一番前に。
まわりは若い女の子多いなーって開演を待ってたら、客入れの最後にマカロニウェスタンのテーマ曲をカッコ良くしたような曲が・・。あー始まるな、来るなって感じました。まわりもみんなわかったみたいでその曲が終わると同時にすごい歓声が上がりました。その歓声の中一気にライトがついて、4人が揃って登場。うわーJack Whiteだ、Brendanだ、こんな前で見るなんて!と頭の中が興奮で大爆発でした。
もうそっからは目がステージに釘付けです。とくにBrendanがカッコ良くて・・髭生えてたけどデビュー当時から全然変わってないイノセントな感じ。それがギターを弾きだしたとたん、ものすごく男っぽく見えるんです。音の塊を自由自在に操っているみたいで。あんな細い体のどこから?って位鋭い重い音が次々と・・。体中からエネルギーが、パワーが出てるのが見えてしまった。
Brendan & Jackの間の空気が熱いんですよ、また。ケミストリー通り越して摩擦熱でてるくらい。曲の間にはしょっちゅう熱い視線交し合ってるし、ツインギターの絡みはレッチリのJohn & Flea以上でした。ワンマイクの時は見ててドキドキするくらいで、周りの人たちも歓声飛ばしてました。Brendanの鋭いのに柔らかさのある不思議な声が、Jackとのツインボーカルで重なると、音がぶつかり合って絡み合ってて、そこにギターが巻きついて、どんどん螺旋状になっていって、私の魂までその螺旋に巻き取られていっちゃいました。

バンド全体が、なんていうかすごい「青春」て感じにあふれていました。胡散臭い言葉なんですけど、学祭のバンド見てるみたいな、男の子たちが音楽やってて楽しくてしょうがない!って感じで、でも曲は結構ダークで、不思議な熱い感じの空気。なんかBrendanは天才肌なんだけどいつも一人ですみっこでギター引いているタイプ、それをオールマイティなリーダーJackがステージに引っ張りあげてリードしているって感じがして、ますます微笑ましく見えたのでした。
曲順も覚えてないくらいですが、曲はデビュー(?)アルバムBroken Boys Solidiersからのがほとんどでした。アルバムで聞くより何十倍も良かったんですけどね!1曲カバーでBang bang (My baby shot me down)(映画キルビルのオープニングテーマ曲でも使われてます)が流れたのですが、これまたバージョン少し変えててカッコイイ!いつかアルバムに加えて出してくれないかなーと願っています。
ライブはあっという間に終わった気がします。実際短かったらしい(1時間以下)ようですが、それ以上にすごい楽しかったからだと思います。まわりのアンコールもすごくて(トリじゃないのに)、ステージ明かりついて次のセットアップがはじまってもまだ歓声が止みませんでした。
最後メンバーが去るとき、Jackの名前があちこちで叫ばれていました。私はどっちかというと「Brendan!」と叫びたかったのですが、みんなJackばっかりなので、せっかく一番前にいたのに、なんだか気恥ずかしくて出来ませんでした。あのとき叫んだら絶対届いたのになあ。それだけがとっても大きな後悔です・・。
トップ5って挙げられないけど(いっぱいありすぎて)、私にとってのベスト・アクトでした。
The official site The Raconteurs http://www.theraconteurs.com/ The label site in Japan The latest album ![]() "Broken Boy Soldiers" (US import / UK import / 国内盤) |
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photo by ORG-ryota
text by Arare
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