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FUJIROCKERS.ORG / ORG-kimiko

  • Aug 4 - また来年!!!
  • July 22 - 暑い、あちい、アヂイ...!!!
  • July 16 - 「対人キャパ」オーバーだぁ!
  • June 25 - いざフジ・ミーティング
  • June 15 - フジ仲間を見つけるまで
  • June 4 - なぜフジロックへ行こうとしたのか?
  • May 28 - ボランティア・スタッフに応募しちゃった!?
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    FROM TAISHO
  • ・  「いったいどうなっちゃうんだろ」記録...Part7
  • また来年!!!

    初めてフジロックに参加して

     気持ちよかった。この一言に尽きる一日だった。日頃生活していく上で自分の中に溜まっていく汚い感情や、些細な事にイライラしたり負けたりするダメな自分を、あの場所で大量の汗と共に全部流して捨ててきた。

     好きな時に寝て、お腹が空いたら食べて、砂利道を歩いて、川辺で涼んで、そして踊った。その傍には当たり前のように音楽があった。あの場にいるとそれが普通の事なのに、今考えると特別な場だったと思う。寝て、食べて、音楽。寝て、食べて、音楽…×24時間という、なんとも贅沢な時間を過ごした。

     行く前に、このフェスに対して色々と小難しく考え過ぎていた自分をバカバカしく思う。自然と音楽に浸ったあの場に居て思ったのは、「大好きな音楽と自然とあなたと私がいれば、世の中はなんて幸せなんだ。」ということだ。いや、言い換えよう。世の中には目を向けなければいけない事がもっとたくさんある。けれど私は、いい音楽と出会い続けることができれば、少なくとも自分はこれからもずっと生きていける、と最後のレッチリの演奏を山の上から見ながら思った。あの景色と空気は忘れない。湧き上がる人々を雲がかった空が優しく見下ろしていた。風にあたりながら思った。「もしかして今ここにいる人、みんな同じ気持ちなんじゃないか。」と。今まで、一致団結、とか、一体感とかいう言葉はあまり信じていなかったが、あの場では、そういう事が本当にあるのだ、と思った。なんとも言えない温かい気持ちと、嬉しくて顔がニヤケちゃう感じを皆が共有している気がした。

     それから、もっと毎日を大切に生きようと思った。このフェスがあっての365日じゃなくて、365日のサイクル上にフェスがあるんだ。だから目を閉じないで、たまには山の手線の中から見える景色も大事にしてみよう。そうしてまたあっという間に来年の7月がやってくるはず。ありがとうフジロック。また来年。( 完 )

    written by ORG-kimiko  (July 22, 2002)



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