A little respect
パレス・オブ・ワンダー大解剖! 〜果たして今年は何が起きる?〜
【各日のカラーは?】

では最後に、各日の特徴を。
栗澤:初日は、ジャズとラテンが中心の“テキーラ・サボイ”。D.J.のPAPA-Qさんも、ラテンのオールドスクールの人だし、沖野さん(京都ジャズ・マッシヴ)に、勝手にしやがれ。それと、アモーレ★ヒロスケさんって、イラストレーターとしても活躍しているんだけど、前に東京リズムキングスっていうバンドもやってたり、自分でコンピレーションも出してる人。この人は、渋谷の青い部屋ってハコで、マンスリーのイベントもしてるね。
2日目のギャズィーズ・ロッキンブルースは、2年前にも来たよね。今回は、ブルー・ビート・バップの山名さんが出てくれるんだけど、山名さんもレコードのジャンルは何でも持ってるでしょ。モッズもいけるし、ジャズもブルースもOK。ギャズがアルバムをプロデュースしたスカフレイムスを、最初に記事にしたのも彼だしね。
リコに関して言えば、もういい歳じゃない。それでも来たい来たいって言ってくれてて、それを見たいって人も絶対いるだろうから、まだ最近来日したばかりだけど、また来てもらうことにしたんだ。それに、フジ・ロックだったらリコを知らずにたまたま見て、すごいよかったって思う人もきっといるしね。もう、改めて言うまでもないレジェンドだから、きっといいショーを見せてくれるはず。ギャズのパーティだから、ギャズといえばのアノ日本の曲(笑)も演ってくれるかもね。
今年ギャズィーズ・ロッキンブルースをやるってなったときに、ギャズの意向として、スカよりもブルースとかR&Bとかを前面に出して、ホントに向こうでやってるロッキンブルースと同じような雰囲気でやろうってことになったのね。だから、オールドスクールなのも深く色々かけれる人ってことで、山名さんの名前が出てきたの。あと、この日出るバンドのバレンスなんか、ボー・ディドリーとかティナ・ターナーとか、そうそうたる人たちの前座もやってるし、生きるレジェンドでありながら、世界で最も知られていない隠れレジェンドでもあるっていうね(笑)。ギャズは、そういう人をちゃんと連れてくるあたりがさすがだよね。ロックとかスカとか、いろいろなものが出てくる感じになると思うし、期待できるよ。
3日目は、やっぱりブライアンかな。最終日は、毎年テーマとかなしでごちゃ混ぜな感じにしたかったから、ブライアンは毎年必ずパレスにも遊びに来るしいいかなぁっと思ってね。金曜はほら、オールナイト・フジもあるから忙しいじゃない。でも日曜の夜中ならほとんど仕事も終わってるし、自分でバンドとかもいろいろやってて、引き出しも大きい人だから。
あとは、スマッシュ・ロンドンのジェイソンが大好きな、コモエスタ八重樫さん。東京パノラマ・マンボ・ボーイズでは最近活動してなかったみたいなんだけど、八重樫さんの事務所と連絡取ったら「そういえば八重樫が、最近また新しいユニットを始めるって話してたんで聞いてみます」っていわれてね。そのユニットがこの3人。ユニットの名前は、東京マンボ・ボーイズになるのかわからないけどね。詳細はホームページをチェックして欲しい。この後からまた3人で動き出すんじゃないかな。(編集部注:正式名は東京パノラマ・マンボ・ボーイズで決定しました。)
interviewed by ORG-taiki,ORG-imakaz
photos by ORG-ryota,ORG-maki,ORG-nachi,ORG-sam and ORG-hanasan
illustrated by ORG-aizy
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