FUJI ROCK FESTIVAL'06 感動記
フジ・ロック・フェスティヴァル感動記第六弾

4泊5日(27~31)のフジロック、マジで楽しくて、涙流して感動して、真っ黒に日焼けして、サイコーだった。
27日、前日からうちに泊まっていたロックバカの司と一緒に、バイト先の後輩から借りたバイクで苗場に向かった。時は朝9時。苗場に着いたのは16時。国道17号下道200キロのロングランを7時間で走破した!!!
28日、朝は5時に起床。なぜこんなに早く起きたかというと、9時にArtist Goodsのゲートが開き、相当な人数が押し寄せることが予想されるため、早めに起きて好位置をキープし、猛ダッシュするためなのだ。ゲート前に着くと、そこにはすでに10人ほどが行列を作っている。司と俺はその後ろに座り、じっとゲートが開くのを待っていた。
時刻は8時半くらいだっただろうか。前方から外国人の撮影隊がカメラを構えてやってきた。いつもだったらピースして、笑顔でアピールしまくるところ、眠気がピークに達していた俺はただ彼らを見ているだけだった。「きっと海外の番組だろう」と司と話していた。
すると撮影クルーの一人(後に彼の名はTimと分かる)が、俺を指差してこう言ったのだ。“He is the NO.1....”通訳の女性が外人さんの言ったことを翻訳して、「スマッシュ・日高社長に会いたいですか?」と言った。俺はよく状況を把握できないまま「うん」と言って、カメラの前でインタビューを受けることになった。なにを聞かれたかまでよく覚えてないが、片言の英語で、通訳の女性に助けられて、なんとか撮影を終えた。
その後、俺はその女性からこう言われた。「あなたは、GLOBAL-COOLの001会員に選ばれたんです。世界で初めてです。GLOBAL-COOLというのは知っていますか?」と。
説明しよう。GLOBAL-COOLとは、地球温暖化防止を目的として設立された英国の国際環境基金である。フジロック06は7月28日をGLOBAL COOL DAYとして設定し、フェスティバル3日間を通じてCO2排出削減キャンペーンをこのGLOBAL-COOLと共に展開している。続けて通訳の女性はこう言った。「あなたには001会員として、ステージでコメントしていただきます。10時半にグリーンステージ(フジロック最大メーンステージ)のSTAFF専用入り口で待ち合わせしましょう。その際には、オーランド・ブルームとケイト・ボスワースも一緒です。」
...絶句!!!!!
てか、なんなのこの展開は!? ハリウッドスターに疎い俺でも、オーランド・ブルームぐらいは分かる。なんと、彼ら二人は地球温暖化防止に取り組むフェスに賛同してサプライズ出演したのだ。劇場もレッドカーペットもない、山に囲まれたメーンステージ。そこに俺が一緒に立つことになるのだ。テンションは上がりっぱなしで、なにをコメントしたらいいか悩んだ。

10時半に待ち合わせ場所に向かうと、俺はグリーンステージの裏に通された。一般人では決して足を踏み入れることの出来ない場所に。場違いともいえる二人のハリウッドスターと共に。そこには、俺の体の2倍3倍はあろうかと思えるほどの屈強な黒人ボディガードもいた。ステージ裏では、GLOBAL-COOL代表のダン・モレル氏と挨拶を交わし、色々なカメラを前にインタビューを受けた。もちろんこんな経験は初めてで、緊張しまくった。ダンは俺をオーランド&ボスワースに紹介して、挨拶を交わした。握手もした。ハグもした。
「オーランド・ブルーム! ケイト・ボスワース!」フジロックを主催するスマッシュ・日高社長が紹介すると、彼ら二人がまずステージ前方でコメントした。俺は彼らの後方でチビリそうになりながら見ていたが、そのあと日高社長に呼ばれて俺もステージ前方に立って挨拶した。
「こんにちは、フジロック! 3日間楽しもうぜー!!」と。あまりの緊張で頭は真っ白! 環境保全のことについて気の利いたコメントは出来なかった(今では超後悔)。
と、こんな感じで、俺はハリウッド俳優と共にグリーンステージに立ってしまったのだ。
もちろん、これだけじゃなくフジロックをおおいに楽しんだ。美味しいご飯もいっぱい食べたし、大トリTHE STROKESのライブでは涙も流れた。何でだろう、初めてライブで涙出た。生のTHE STROKESを最前で見たということもあるけど、この素晴らしい環境で皆と一体になって純粋な気持ちでライブを楽しめたのがデカイ。
まだまだ夏は始まったばかり!!! 長い夏休みを楽しんじゃおう!!!!! GLOBALに、COOLに♪
photo by ORG-terumi, ORG-maikokko
text by YAMA
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