FUJI ROCK FESTIVAL'06 感動記

フジ・ロック・フェスティヴァル感動記第六弾

The Sound of Music

 絶え間なく音楽が溢れる空間、緑に包まれた広大な大地で過ごす、365日でもっとも特別な3日間を今年も苗場で楽しむことができました。(実は3日目、少し悲しいことがあったのですがそれは内緒。なぜなら家に帰り着いて抱く気持ちはたとえ半日しか参加していなくてもぜんぜん変わることはないから。ん? 内緒の理由になってないですか?)

 目的を達成させるため苦しい道のりを経て(その道のりも仲間たちとの楽しい会話や助けで苦ではなくなって)、その過程や行き着く先には想像を簡単に越えてしまう楽しさ、嬉しさ、驚きが待っていて(なかには高めに設定しておいた期待をほんの少し下回ってしまうこともあって)、さらにそんないろんな出来事には必ず終わりがやってきて、だけどその想いは永遠に記憶や胸のなかに残って、そしてまた新しい始まりがあって。

 まるで人生の縮図のよう。

 植物たちにも感情があるとして、去年のフジロックでそうだったんですが、ついライブに夢中になりすぎて見逃してしまいがちなことを今年、じっくり味わいたいと思ってました。そのひとつに、ステージ(特にフィールド・オブ・ヘヴンやオレンジ・コートのような小さなステージ)全体を取り囲む木々たち自然の表情の変化を楽しみたかったんです。ステージ・スピーカー・観衆と、昼夜・天候に合わせて刻々と変化する濃緑とのコントラストが0に溶け込む一体感。おそらく人間の目というものはとても好都合にできていて、想い願うほどに錯覚とともに満たされることも少なくないはずです(そういう意味では特に僕の目は、人の何倍も好都合にできてます)。実際のところ、そうなのかもしれないし、そうでないのかもしれないですが(そうでなければいいんですけど)

 大地は僕たちの足元へ余すところなく音の振動と熱気を伝えてくれて、音楽に合わせてそよぎ揺らめき、木々たちもとっても楽しそうでした。(特に加藤登紀子さんと小野リサさん! 本当に素晴らしかった!!)なんて少し大袈裟でもっともらしくて人間本位な表現ですがつまり、自然の中で音楽を聴くのってほんと気持ちがいい!!! ってことです。(当たり前のことでゴメンなさいねぇ。でもこれが正直な感想)

 この先僕が毎年参加するかはおいておいて(いや、もちろん行くつもりですけど)、少しでも長い間、苗場でのフジロックが続けばいいですね。そのためにもスタッフのみなさんが積極的に呼びかけている助け合いの精神や、レジャーシート・食器類のゴミの片付け、とても大切なことなんですよね。本当は他人のゴミでも自主的に拾わないといけないほどに。僕たち参加者が出したゴミに変わりはなく、来年、僕たちはこの場所へ帰っていくんだから。

 足の擦り傷が少しずつ癒え始め、証のひとつが消えてゆく“フジシック”中の、ひとまず平和な火曜日。フワフワそんなことを考えながら仕事してます。もちろん魂みたいなものはまだ苗場。ぼへ~。

 あ、そういえば。フジロックの余韻に浸る間もなく、家に辿り付きものの数秒でリストバンドを切り離さないといけなかったんですが、武士が腹を切る覚悟に似ている気がしました。「無念」です、「無念」。

 以上です。来年のフジロック、もう始まってます。

Photos by ORG-suzuki, ORG-naoaki
text by Thom

なお、これはすでにThomさんのブログに掲載しているようです。一度、遊びに行ってみればどうでしょ?

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