フジロックまでもう2ヶ月を切りました! 皆さんは今年どんなフェスに行きますか? 最近は同じ日程で複数のフェスが開催されることもあり、「どっちに行こう?」と悩んでしまいますよね。オルグでも毎年紹介している国内・海外のフェスレポが、来年のフェス選びの参考になればと思います。というわけで今回は、山梨のキャンプインフェス、ナチュラル・ハイと同じ5/16(土)、17(日)に開催された愛知のロック・オン・ザ・ロック(以下RoR)に行ってきました。
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三河湾に面し、海が一望できる場所で行われるRoR、今年もチケットはソールドアウトでした。開催一週間前に行われたボランティアの方による海岸清掃の日は晴れだったのですが、本番は初日からあいにくの雨模様。海を臨むナイスビューが楽しみの1つなだけにちょっと残念でした。いつもならついつい食べ過ぎてしまうフェスご飯も、今回は寒さで食欲がイマイチ。でも、食べ応えバツグンのジューシーなスペアリブ700円は星3つでした。時折り激しく叩きつける雨と風で時間が経つごとに肌寒さが増した1日目に、雨だか汗だかわからなくなるほどお客さんを熱狂させるパフォーマンスを繰り広げてくれたのが、ユアソング・イズ・グッド。柵がない分、野外だけどライブハウスのような一体感が味わえるのもRoRならでは。
2日目も天気予報は雨と出ていたけど1日目に比べるとおさまり、浜辺にはハンモックが登場。砂浜の階段にずらっとお客さんが座ってのんびり過ごしている風景は、これぞRoRという感じでした。サケロックのステージには、エゴ・ラッピン&ザ・ゴシップ・オブ・ジャックスの中納良恵さんが登場して1曲披露。フェスならではのサプライズがありました。今年のフジロックも、顔ぶれを見ながらあのステージにはあの人が…!? なんて勝手な妄想が膨らんでしまいます。何かと飛び入りのある苗場食堂あたりなどはアンテナを張りたいところ。そして2日目の最後を飾ってくれたのは、ここ最近RoRの顔と言っても過言ではない曽我部恵一バンド。RoRで出会った女の子に深夜、電話をかけようか、どうしようか…というお決まりのトークが入る「テレフォンラブ」は恒例の1曲。今年もみんなで大合唱してきました。去年から2日間の開催になり、今年はステージが1つ増えたりと、徐々に進化していくRoR。来年も楽しみです。
さてさて、久しぶりに雨の野外フェスを体験してきましたが、野外フェスの必須アイテムといえば、雨具! RoRでは、コンビニなどにある白いビニール合羽の人と、レインスーツやポンチョといった本格装備の人が、ざっとみた感じ半々くらいでした。雨具無しという人も見かけましたが…。そこで、雨具はビニール合羽でいいじゃないという人にちょっと待った! フジロックにはおすすめできません。破れやすいこともあるし、雨ではなくムレてしまって自分の汗でビショビショになることも。小雨は大丈夫でも、激しい雨の中で耐えられるかどうかといえば難しいかと思います。
あとは足元も大事。経験した方はわかると思いますが、雨の中で普通のスニーカーだと、中までぐちょぐちょに濡れるのはもちろん泥まみれになり、けっこう悲惨です。ちなみに私は、野外フェス参加を重ねるごとにアイテムが増えていき、レインスーツにポンチョ、長靴にゴアテックスのトレッキングシューズ・帽子など、その時に合わせて選んで使っています。長靴やレインウエアなんかは、デザインや色によっては普段のオシャレ着としても使えるので、多少お金はかかってしまうけど、雨が降ってもフジロックを楽しめるようしっかりと雨具の準備をしていくことをおすすめします。
text by org-Riko
Photos by org-Riko , ※1…Yoshitaka Kogawa(RoR実行委員会提供)