photo by Org-RiKO
冬のフェスと言ってまず思い浮かぶのは新潟の「豪雪JAM」。そして今週末、まだまだ雪景色の長野では、開湯1300年の渋温泉にて、なんとも素敵なフェスが開催されます! その名も「ONSEN SOUND&ART VILLAGE 渋響」。読み方は「しぶきょう」です。
なんでも、“音楽”と“映像”と“インスタレーション(空間全体を作品として体験するアート)”によって、温泉街が丸ごと異空間へトリップするそうな。ちなみに、フジロックでいうインスタレーションて何があるだろう? と思い返し、夜のフィールドオブヘブンの顔、Candle JUNEさんのキャンドルアートが思い浮かんだのでその写真を載せてみました。今年も楽しみです。
それにしても、温泉と一緒に音楽やアートを楽しめるなんて…。うーん、なんとも素敵ですね。フジロック中、フィールドオブヘブンやオレンジコートといった奥地やドラゴンドラの上でチルアウトしているフジロッカーの皆さまは特にそそられるのでは? オフィシャルサイトでは「全てのチケットに湯めぐり券付き」とあり、外湯や提携する湯の入浴ができるそう。
メイン会場の1つとなる温泉宿「金具屋(かなぐや)」は、『千と千尋の神隠し』に登場する「油屋」のモデルの一つと言われている場所。国登録の有形文化財でもあるのだそう。他には、金具屋より古い建築で今は休館となっている幻の旅館「臨仙閣」も会場に。ここではライブやアートはもちろんのこと、“幻の湯”にも入れるのだとか。
こんな情緒あふれる温泉郷で音楽とアートを楽しめるなんて、渋響はまさに日本の文化と融合した新しい形のフェスと言えるのではないでしょうか。日本ならではの魅力、ということでオフィシャルサイトにはEnglishページもあり、外国人のお客さんにも人気の場所というのがうかがえます。実際、自分の周りではイギリス人の知人が遊びに行ってくると話していました。
そろそろ花見の季節にもなってきましたが、今週末は長野の歴史ある温泉郷でチルアウトはいかがですか? オフィシャルサイトでは、渋響バーチャル体験スライドショーが公開されているので、残念ながら足を運べないという人も一見の価値ありです。見ちゃうと余計行きたくなってしまいますが…。
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「ONSEN SOUND & ART VILLAGE 渋響」
■開催日時:2009年3月28日(土)16時?22時、29日(日)10時?18時
■開催地:長野県渋温泉郷
■会場:金具屋斎月楼「飛天の間」、臨仙閣、渋大湯<九番湯>、温泉街路地ほか。
■チケット:プレミアム2日券¥9,800(28日金具屋 斎月楼“飛天の間”でのディナー付き 限定70名)、 通常券 (1日券¥4,000/2日券¥6,000)
■アーティスト:鮪ディガズ(□□□ DJ set)、サワサキヨシヒロ!(NATURALLY GUSHING)、いろのみ、安田寿之、PsysEx(サイセクス)/ Ken’ichi Itoi、Firo、FJORDNE、Coupie、snoweffect、haruka nakamura、cinq、東京食堂、花井裕一郎、宮下ちとせ、Abnormal system、粟倉久達、村上菜也子、Le deuxieme recipient(三澤博史+此土屋)、久田 桂子、ごとうなみ、ナノグラフィカ、タケウチ トモ、中村眞美子
■オフィシャルサイト:http://www.onsenchillout.com