photo by Org-RiKO
先日苗場で開催された「HEAL NIIGATA Vol.6 – WeSky a Go-Go!」。その土曜の夜には、同時に大将プロデュースのB&B「GREEN STAR」のオープニングパーティが開かれ、オルグスタッフも行ってきました! 実際に足を踏み入れた感想などを報告したいと思いまが、その前にまずは今年のWeSky a Go-Go!の模様をお届けいたします。
一足早いフジロックの前夜祭───WeSky a Go-Go!のDJパーティでは、いつもそう感じています。ところ天国があるっていうのも大きいけど、なんていうかお客さんの雰囲気。フジロック好きが集まるテンションのノリは、他のDJイベントとはやっぱりちょっと違うなあと。今年は最前列あたりで松葉杖をかかげていたお客さんがいて、ケガしてるけど苗場へ来ちゃってるあたりにフジロック魂を感じました。そしてこのイベントのもう一つの目玉は、冬ならではのスノーアクティビティ。今年はお馴染みのスノーモービルトレインに加え、スキーやスノボでタイムを競うWe Sky Cup2009なるものが開催されました。こちらに参加する人が多かったようで、グリーンステージエリアでは並ばずにスノーモービル乗れました。さぞかし盛り上がったことかと思いますが、昼間はあの大将プロデュースの「GREEN STAR」へも遊びに行っていたので残念ながらWe Sky Cupの様子は見れずじまい…。

さてさて、次は3月にオープンした「GREEN STAR」について。写真は宿の御主人、磯野さん夫妻です。オープニングパーティの当時、苗場はあいにくの吹雪。越後湯沢駅から苗場に向かう途中、玉突き事故のため17号が通行止めに…! パーティに1時間ほど遅刻するも無事に潜入成功。ドキドキしながらエントランスのドアを開けると、フジロックの癒しキャラで人気上昇中、ブルーとイエローのゴンちゃんがお出迎え。ドアを開けた瞬間から早くもフジロックのにおい。中に入ると、部屋のところどころやテーブルの上に、フィールドオブヘブンでお馴染みCandle JUNEさん作のキャンドルがやさしく揺れていて、照明を落とした空間をあたたかく演出していました。30人も入ればいっぱいになりそうな1Fのカフェは、2Fまで吹き抜けに。1階からは2階の客室が見え、寝る時以外はみんなで時間をシェアできるオープンなスペース。朝起きて部屋のドアを開けたら、すぐにコーヒーやご飯のいいにおいが漂ってくるんだろうな。宿というよりは、なんだか家に近いような気がしました。
壁にはニールヤングの写真や、レッドホットチリペッパーズのポスターなども飾ってあり、ちゃんと音楽面でのフジロックも感じられる空間に。レッチリといえば、1997年の伝説の初年度、ボーカルのアンソニーが腕を骨折しているにも関わらず出演したことが頭に浮かびます。「大丈夫! 絶対に行くよ!」と、直前に入っていた他公演をすべてキャンセルしてまでもフジロックに出てくれたことがとても印象的(『やるかFUJI ROCK 1997‐2003』日高正博 著 に当時の話が書いてあります)。またレコードやCDも置いてあり、好きな音楽をアンティークなサウンドシステムで流して楽しむこともできます。アコースティックギターもあるので、ソファーに座ってフジロックの思い出の曲を弾いてみるのもいいかも。遊び道具には困りません。そして音楽スペースの奥には、「この遺跡は、国の重要音楽財につき近寄るべからず」と書かれたプレートが…。気になる人は、宿を切り盛りするご主人の磯野さんに真相を聞いてみてください。

他には、去年フジロック会場の奥地に登場したキャバレーフィエスタで見かけたサボテンのオブジェや、メキシコ男性の絵などが飾られ、それだけ見るとメキシコを意識した宿なのかと思ってしまうけど、特にそんな意図はないそうです。う?ん、これも大将お得意の思いつき!?(笑) そんなフジロックゆかりの品が飾られる中、岩盤の豊間根さん直筆お詫び文が書かれた発砲スチロールも壁に貼ってあり、遊びごころも満載(豊間根さん、大将希望により写真を掲載させていただきました)。そして大将からは、今年のフジロックについて新ネタを入手できたので近々発表する予定です。パーティの時にはテレビの取材も入っていたので、今後のフジロック関連番組でGREEN STARがピックアップされるかもしれません。?
?
GREEN STARのサイトにある写真がかっこよくて、行くまではちょっと気負ってしまったけど、いざ足を運んでみると、とってもくつろげる場所でした。苗場へいつ遊びに行ってもフジロックを感じられる場所ができてフジロッカーにとってはうれしい限り。仲間同士で遊びに行くのはもちろん、1人で気軽にふらっと行っても楽しいかと。あとはフジロックが縁で結ばれたお2人のデートにもピッタリ(笑)。気さくなご夫婦が切り盛りしているので、貴重なフジロック話が聞けるかも。奥さんのお話では常に新鮮な果物を数種類準備し、お客さんの要望に合わせて、お肌に効くジュース、二日酔いに効くジュースなどをサービスで出していく予定だそうです。こういうおもてなしっていいですよね。あと、実際にパーティでいただいた料理の中からオススメをあげると、ほうれん草サラダ、生地から手作りのイタリア仕込み本格ピザ、ご主人の自家製生ハム。美味しいオーガニックワインと一緒にどうぞ。そうそう、フジロック中はワールドレストランエリアLE VIN NATURE(ル・ヴァン・ナチュール)にてオーガニックワインが飲めますよ。

パーティの翌日、昼間のGREEN STARの様子をうかがいに訪れると、まるで我が家のようにくつろぐドン吉くん(大将の愛犬)の姿が…。なんでも、日本で2番目に有名なワンコという噂(1番目はハチ公だそうな)。苗場プリンスホテルの向かいに建っているので、晴れた日は1Fベランダ側の大きな窓から苗場スキー場方面の綺麗な景色を見渡すことができます。窓がたくさあるおかげで太陽の光がいっぱいに差しこみ、とても気持ちがよくて思わず昼寝をしたくなってしまう居心地の良さ。ちなみに、フジロッカーズと同じくマナーのあるワンコなら一緒に泊まれるそうな(詳しくは宿へ事前にご確認を)。そして気になるフジロック期間中についてですが、スタッフ用として貸切になる為、予約は受け付けてないようです。ということで、早速GWの旅行にいかがでしょうか。5月は雪も解け、フジロックの会場散策もできると思います。
※GREEN STARについての詳細はサイトをご覧ください。4月中旬にサイトリニューアル予定です!
report and photo by Org-RiKO