■南部さんはプログレもお好きですよね。
ジャーマンプログレッシブっていうかね。ああいうところらへんは好きやねんけど。ああいうのをちゃんと聴いてきた人は、ノイズにも対応出来るし、オルタナにも対応出来るし。これしかあかんっていうような考え方はせーへんねん。
■この前のホルガーシューカイにもそういうのがあって、バッファロードーターとか が一緒にやってるのがおもしろかったですよね。
だから俺んとこのスマッシュウエストとしてやってる流れがあって、ハードコアとかああいうのは結構エキストリームって言われてるけど、違う意味で、バッファロードーターとかボアダムスとかああいうのもエキストリームなんよ。彼らは彼らで究極に追求してるし、違う意味でエキストリームっていうか。だから、そういうのがスマッシュウエストの色っていうか。俺らも、 既存のイベンターと競争しようっていう気持ちは無いし、競争したら絶対勝てへんし。それよか得意なもん作っていった方がいいっていう考え方かな。その基盤になってるのはレッチリだったり、オアシスだったり、ああいうののローカル・プロモーションっていうかね、大阪でのプロモーション。チケット売っていくらってのがあるんだけど。
■開催期間中は何してますか?
見回りと称して好きなの見に行ってるなぁ(笑)
■ということは結構いろいろライブ見られてるかと思うのですが具体的に良かったアーティストを教えていただけませえんか?
去年やったらイーノとニール・ヤング、パティ・スミス。イーノ良かったぁ。寝てしもたけどな(笑)。いや、寝るっていうのがええねんで。俺いつもイーノがロバート・フリップとやってるやつな、あれとか夜寝る前に聴くねん。たいがいそのA面が終わるまでに寝てるねん。ああいうアンビエント系って気持ちええやん。イーノ密かに楽しみにしててん。
あとパティ・スミス。今年はレッドマーキーに出るけど。今年凄いのはパティ・スミス出るやろ、テレヴィジョン出るやろ。ソニックユース出るやんか。要するにパティ・スミス・テレヴィジョンっていうたら、70年代後半から80年代前半ニューウエーブっての作った人やから。そういうのに影響受けて80年代後半にソニックユースが出てきた。で、レッドホットとか出て来てニルヴァーナとか出てきだして、ロラパルーザっていうの(フェスティバル)が出てきて。でもそれもそういうシーンを引き継いでた部分があると。アメリカの。だから結構今年見応えあるんちゃうかなと。
去年はラモーンズの追悼みたいなあの、ジョーイ・ラモーンの。で、今年はパティ・スミスにテレヴィジョン!ほんとはトーキング・ヘッズなんかあったら凄いな思ったけど。あとあのUKシーンであれは凄いアイデアやと思ったのが、ペットショップボーイズとケミカル一緒にやろうっていうアイデアかな。しかし今年はいろんな層の人が楽しめるよな。井上陽水とかも出るしな、チャーも出るし。四人囃子も。この前四人囃子見に行ってんやんか。すーごい良かった。聴きたい曲全部やってくれた。
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Intro/Part1/2/3/4/5/6
reported by ORG-w.a.l.k. and photo by ORG-ikesan (May 25, 2002)