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レッドマーキーからその先へ…
●フジロック前に新譜が出るという話を伺ったのですが。
岸田:はい。フジロックにあわせて"WHITE WESTERN BOOTS"という曲を取り直して出すんですけど、それは土屋昌巳さんをディレクターに迎えてやってます。
●曲は3人で選んだんですか?
岸田:スタッフからのアイデアもあったんですけど。こうやってフェスに出させてもらうっていうのが決まったりしたから、あえて迫力のある、勢いのある、これ聞いてこいよ!っていうものをもう一回取り直してだしてもいいんじゃないかって話になって。
●以前ホームページでグリーンステージを目指すって書き込まれてましたよね。
岸田:あー、30でグリーンステージに出たいっていうやつですね。そういう気持ちは今もありますね。あの、人の波っていうのを経験したい。あれだけの人の波が3人を見てるってどういう感覚なんだろって思ってね。野外フェスだとそういうのも醍醐味かなと。
●海外のフェスにトライしてみたいとは思いますか?
岸田:出たいですよね。5月にツアー一緒にまわったS.T.U.N.とかも「LA来いよ!」っていってくれてるんで。でも、やっぱりこっちでしっかりやってからと思ってます。
●2年前はルーキーに出て、今年はクアトロでワンマンやって、フジではレッドマーキーへ進出。どんどんステップアップしてますが、次に目指す場所はどこなんでしょう?
岸田:ステップアップしてるかどうかは、自分ではわからないんですけどね。日々悩みは多いし…。でも、今は土屋昌巳さんていう、惑星にとって初めてのプロデューサーを迎えてレコーディングをしていて、いい意味で自分の中で肩の荷が下りたところもあるし、課題がでてきたところもあるし。彼に僕らの音楽的価値観をどうやって伝えようかとか、彼がもってる長い歴史のなかで培ってきたものをどうやって吸収しようとか。おもしろいんですよやってて。そこで納得いく作品をつくりたいなと思いますね。それがほんとにできたら、ライヴと一緒でまわりの評価はどうあれ、終わった瞬間に「よかったね!」っていえると思うんですよ。「いい作品できたね!」って。そこを今つくりたいですね。
清水:音源とライヴって相乗効果だと思ってて。いいライヴできたらいい音源出来るし、いい音源できたらまたライヴ…っていうふうに。まだやることはいっぱいあるな、と思っています。だから最終的にどうっていうよりも、いまレコーディングもライヴも楽しいから、これを続けられるだけ続けていきたいなと思います。
惑星web: http://www.wakuseiweb.com/
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前回のルーキー特集で、ホットスタッフの方の「ルーキーはゴールではない。その先にどんどん点を打って行って欲しい」という話を掲載した。その話を地で行っているのが惑星だと思った。彼らにとってはレッドマーキーさえ、ゴールではない。ルーキーからレッドマーキー、そしてその先へ…。今年のルーキーからも、そういったバンドがたくさん出てくることを、私たちは願ってやまないのだ。
interview by ORG-wacchy and photos by ORG-saya38. The copyright of the article belongs to Nozomi "wacchy" Wachi and the same of the photos belongs to "saya38" Takahashi. They may not be reproduced in any form whatsoever.
(July 11, 2004)
惑星の作品 :
"WHITE WESTERN BOOTS [MAXI]" (7/21発売)
"VOID"
"惑星"
"BIRD+BUENA [MAXI]"
"sadpunk [LIMITED EDITION]"
"HONEY PIE/Thursday [MAXI] "
"shi-ro-i-to-ri"
"ku-ro-i-ho-shi"
"Acoustic"
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