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ROOKIE出身シリーズ最終章! サンボマスターの轟音がレッドの屋根を吹き飛ばす !!!
3年ほど前に初めて渋谷ラママで観た時、客の数はせいぜい5,6人だった。それが段々と客足が伸びはじめ、東京都内ではいつしかパンパンに人が入るようになり、メジャー・デビュー直後の昨年(2003年)にはいきなりフジロック・ルーキーステージに登場。そして今年はついに本ステージにも立つことになった。もちろん、言わずと知れたサンボマスターの話である。
去年、そして今年のフジについて色々突っ込んでみました。それにしても、このメンバーって相変わらず素で面白すぎるんですけど……
*fujirockexpress'03レポート
●なんでこんなことになっちゃたんだ !?
----去年のルーキー・ステージを振り返るところから始めようと思うんですが。あれがフジロック初登場となったわけですが、リハーサルができずに大変だったでしょう?
※注・ルーキー・ステージすぐ隣りのパレス・オブ・ワンダーで行われるアトラクションとの兼ね合いがうまくいかず、サンボマスターは昨年ほぼリハ無しという悪状況で本番に挑むこととなった。
木内(Dr)「あははは! うん、まあ、大丈夫でしたよ。ぼくらはリハ無しとかはけっこう慣れてるんで。ただ、音出していいって言われてリハを始めたのに直後に止められたんでね。少し戸惑ったっていう」
山口(Vo/Gu)「あの外人(おそらくアトラクションを行っていたパフォーマーの一人。サンボの爆音リハにクレームをつけに来た)、なんだったんでしょうねえ。日本語、『アリガトウ』しか知らねえの。どう見てもめちゃくちゃ怒ってるのに、連発して『アリガトウ』って(笑)」
----でも、結果として本番のライブはめちゃくちゃ盛り上がって、良かったぁと思いました。
山口「もう、ホントにねぇ……。ボクらがライブを始めた途端、ワァーッて人が寄ってきてくれたじゃないですか? その前とかは客も20人くらいしか集まってなかったから。実際、始める前は『客はあんまりいないから』とか言われてたんでねぇ。別にそれでもいいや、とにかくやってやろうっちゅう気持ちで行ったわけですよ。そしたら……なんでこんなこと(大熱狂)になっちゃったんだっていう。 もう、ホントにありがたいことですよ」
----あの時は相当なハード・スケジュールだったんですか。
山口「その日に着いてライブでねえ。遠藤賢司に間に合わなかったんだよなあ、観たかったなあ。『イギーポップに俺は勝つ!』ってねぇ!? はじめから負けてないんだからそんなこと言わんでもいいんですよ! 宇宙の宝なんだから!至宝ですよ至宝!エンケンは宇宙の至宝ですよ!(はやくも興奮し始る)」
----まあまあ(笑)。さて、お客としてもフジロック初体験だったわけですが。自分達のライブ以外に印象に残ったことはありますか?
近藤(Ba)「僕はホテルの鍵を預かってたんで、あんまり動けなかった」
木内「オレは、G.LOVEとか、サン・ラを観て、あとくるりを観て……」
山口「明らかに近道があったんで(セキュリティに)通してもらおうと思ったんですよ。そしたら見事に断られて。『あのーボク今晩の出演者なんですけど』って言ってんのに嘘だろォみたいなリアクションで、リストバンド見せてもなんか『この色じゃ駄目なんだ』とかいわれて。もういいや、二度と通るかっていう」
----はははは。でも、今年は通してもらえるんじゃないですか?
山口「いやいいですよ!もう絶対行かないです!」
----そんな意固地にならなくても……。
interview by ORG-joe and photos by ORG-maikokko. The copyright of the article belongs to "joe" Takamatsu and the same of the photos belongs to Maiko "maikokko" Kudo. They may not be reproduced in any form whatsoever.
サンボマスターの作品:
月に咲く花のようになるの(CCCD) [MAXI]
新しき日本語ロックの道と光
美しき人間の日々 (CCCD) [MAXI]
放課後の性春
(July 27, 2004)
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