●ルーキーの名前の由来は。 「ロスにWhisky A Go Go(http://www.whiskyagogo.com/)というライブハウスがありWhiskyと新人のrookieというのをかけてROOKIE A GO GOとなりました。非常に好きなネーミングですね。」 ●命名は日高さん? 「はい。そうです!!…ということにしておきましょ。」 ●今年で4年目になりますが今までに印象に残っているアーティストは 「ブルーIII(fujirockexpress'03参照)です。 パフォーマンスはなんとなくわかっていたが、あそこまで客を引き込めるとは思っていなかった。大盛り上がりでしたね。パフォーマンスそのものよりも、それに応えたオーディエンスに驚きました。」 「あとは、サンボマスター(fujirockexpress'03参照) やアジカン(fujirockexpress'03参照)が今年場内に入りましたよね。 間口を広げるということで一般募集をしてみて、選考は大変な面もありましたが、やったかいがありました。」 ●これらのバンドは書類の時点でインパクトがありましたか。 「サンボマスターはデモテープの時点でインパクトありましたね。フラットに考えてもくるだろうと。ライブパフォーマンス、音のインパクト、フジロッカーの心に響くであろうということでバランスよく突出していました。ルーキーのサンボマスターのステージを観て涙している人がいて、それ見たときはもう、「してやったり!」と思いました。そういう瞬間がうれしいですね。今年レッドマーキーに入れたのは彼らの実力なので、ルーキーに選んだかいがありました。」 ●選考するにあたって自分が試されている気はしませんか。 「ありますね。昨年から一般公募をして、その年は全国から1000通の応募があったのですが、びっくりしましたね。沖縄から北海道までこんなにいるのかとか。すごく新鮮でしたね。本来新しいアーティストを発掘するのはプローモーターの仕事じゃないですか。試されていることも含めチャンスですよね、これは。逆に言うと応募総数1500の中から15バンドしか選ばれないとして1400以上ものバンドが落ちているんですよ。単純に計算して1400バンド×4人=5600人の夢を僕たちが壊しているというプレッシャーはあります。」 ●東京のバンドが有利になったりしませんか 「まぁ正直、それを今回解消するべくもエリア別になったんですよ。あとはエリアを活性化させる、フジロックっていうものの浸透も含め、地方でもザワザワ感をだしたいねと。各エリアから一つ出すとは決めてないけれど、絶対だそう!行きたいよね!行かせよう!っていうモチベーションを持てるようにね。」 ●ビジネスとしての音楽産業になりつつある中で、ありがちなバンドがでてくるのでは?なんやねんこれと思いながらユニークなものはあると思うし選択する人がどういう耳をもっているのか応募者は気になっているのではないでしょうか 「ノミネートバンドについては3人で選んでいて、それぞれ趣味嗜好も違うんですよ。うまくまとまっているというというものはあんまり欲してないんです。あの場所というのはすごく意識していて、イベントとして楽しめるものを選んでいます。僕たちの好き嫌いではなく、そこで聴きたいか聴きたくないか、聴かせてどうなんだろうか、この子たちどうなんだろうかというのを考えます。出たことで満足するようなバンドだったら僕らもイヤなんですよ。ルーキーでたしもうええや…、というバンドはね。ここはゴールではないし通過点でしょ!」