さぁて、第7弾です。
Posted on June 1, 2008
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数日前にお知らせしたように、第7弾のランナップ発表です。すでにBBSですっぱ抜かれているけど、こっちは「決められた日」の前に発表できないのです。当初、今回追加されるのは33アクトと聞いていたんですが、この原稿の公開2日前になって数アクトが加えられてびっくりしています。日程とステージ割りも明らかになって、それを見て、喜ぶか、泣くか、嘆くか… まだ時間割は発表されないんだけど、豪華な流れに「こりゃぁ、この日はヘヴン詰めだぁ」と思う人もいるかもしれません。が、それはともかく、後追いかもしれんが、いろんな情報をまとめてみます。
初っぱなに報告するのは、どうしてもこの人でしょうね。すっかり読まれてしまいましたが、「伝説」絡みのあのアーティストなんですけど、ジェイコブ・ディランで正解です。この名前を聞くまで、いろいろな噂を耳にしていたんですね。例えば、去年のグラストで大絶賛を浴びたジョン・フォガティ(CCRの人ね)にアプローチしたとかしないとか。ボナルーにリヴォン・ヘルムが 出演するという情報をみつけて、「彼がフジに来てくれたらなぁ」と、はかない期待を抱いていたのも確か。大病を克服して録音したアルバム『Dirt Farmer』も傑作だし、すでにリチャード・マニュエルもリック・ダンコも他界して… ザ・バンドのヴォーカルで「生」で聞くことができるのは彼だけですから。もちろん、いつか来日して欲しいと期待していますが、今回はそのザ・バンドとのコンビネーションでロックの時代を作ってしまった(いつかフジで見たい!)ボブ・ディランの息子がやって来て、27日のグリーンに登場します。クレジットを見るとザ・ウォールフラワーズのジェイコブ・ディランとなっているので、ザ・ウォールフラワーズとしてのステージかどうか、わかりませんけど。最近発表したのが、巨匠、リック・ルービンのプロデュースによるソロ・アルバム、『Seeing Things』。というので、これはソロでのライヴになるのかなぁなんて想像しています。
それと「ビリー・ブラッグと仲がいい」といったのは、実を言うと、トリッキーなんですね。音楽的な接点を全く感じさせないので、「なんでこの二人が?」と思っても不思議じゃないんですが、そんな噂を耳にしたのが99年のフジ・ロック。その年にホワイト・ステージに出演した彼に関して「気難しい人だから…」と注意を受けていたのに、当時のエキスプレスのスタッフが彼にビリーのことを話題にすると満面の笑みを浮かべて話し始めてくれたといういきさつがあるんですね。そんな上機嫌の彼のことは、当時の英語班のレポート、Some words from Tricky!に残されています。(ごめんなさい、日本語のレポートはみつけられませんでした)彼も7月の頭に新しいアルバム、『Knowle West Boy』を発表するというので、ここからかなりの曲が演奏されるのではないかと想像しています。なお、彼は26日のレッド・マーキーとのことです。
もうひとつ「衝撃を与えたバンド」 はまだ名前が出てきていません。というので、これについてはニュースを待ちます。
さて、長くなってしまったので、さらりと他のアクトをご報告です。25日のグリーン・ステージということで名前が挙がっているのはブロック・パーティとアメリカ合衆国大統領… しばらく、名前を聞いたことがなかったあのバンド、プレジデンツ・オヴ・ザ・ユナイテッド・ステイツ・オヴ・アメリカです。最近、『These Are the Good Times People』というアルバムを発表したらしいとのこと。26日にはザ・クロマニヨンズと来日中のエイジアン・ダブ・ファウンデーション、来日したばかりのザ・コーティナーズの名前が見えます。(ちなみに、ザ・コーティナーズの来日公演レポートは、姉妹サイト、Smashing Magのここでみつけられます。確か、このときにフジに出演すると言ったとか、言わなかったとか)また、エイジアン・ダブ・ファウンデーションについては、『ライブ・ツアー 2003 キープ・バンギン・オン・ザ・ウォールズ』という日本版DVDで2001年のフジ・ロックでの2曲がボーナス・トラックとして収録されています。なお、彼らの最新作は『パンカラ』。イギー・ポップをゲストに、ストゥージーズの名曲「No Fun」を演奏しているのが話題になっています。彼らも今回のライヴでフジに出ることを公表したとか。
ホワイトには やはり来日したばかりのポップ・パンク、シンプル・プラン(最新作は『Simple Plan』)、凛として時雨が26日に、そして、27日には、なぜか海外での人気の方が遙かに高いMono(モノ)と元ペイヴメントのスティーヴン・マルクマス&ザ・ジックスの名前が挙がっています。
レッド・マーキーの25日にはベスト・アルバム、『The Best of the Vines』を発表したばかりですが、同時に新作が待ちかまえているらしいザ・ヴァインズに、これこそ「伝説じゃないか!」と言われるかもしれないグランド・マスター・フラッシュの顔が見えます。それに、DJフラッシュ・プレゼンツ・サウンドウェポン、26日には前述のトリッキー、27日にはFANCY(ファンシー)の名前が見えます。
フィールド・オヴ・ヘヴンには、昨年のサンセット・ライヴで異様な盛り上がりを見せてくれたリトル・テンポが25日に登場してくれます。「フェスティヴァルでは、もうイケイケで迫りますよ。(笑)」なんていっていた彼らが今年はどんなステージを見せてくれるか、楽しみです。また、この原稿を書いている5月30日早朝なんですが、その時点で、25日にThe Newmaster Sound、26日にUndercover Express、27日にソイル&ピンプ・セッションズのピアノ・トリオ、J.A.M.が加えられました。ちなみに、すでに発表されている友部正人ですが、27日のオレンジコートになるとのことで、Together BBSにも書き込まれていたようにwith 三宅伸治というセットで演奏してくれるようです。
オールナイト・フジには、お馴染みのブライアン・バートン・ルイス、スギウラムが加えられています。上記の他に、ルーキー・ア・ゴーゴーに登場する、mudy on the 昨晩など、各日5バンド/アーティストが発表されることになっています。
詳しくは公式サイトで、明日、2日に発表されるはずなので、そこでチェックしていただきたいんですが、ステージごとのリストを見ると、いろいろ考えてしまいます。3月に来日して大きな反響を生んでいるロドリゴ・イ・ガブリエラの名前が、初日のグリーンと最終日のヘヴンに見えるんですが、確か、彼ら、3日間演奏するって言っていたように思えるんですけど。だとしたら、中日のどこに登場するのか? 知っていても、教えません。しかも、最終日のヘヴンにはマイケル・フランティ、ロドリゴ・イ・ガブリエラ、そして、リー・ペリーという名前が連なっています。もちろん、それぞれ人によって趣味が違うのでなんとも言えないけど、このあたり、強力だと思うのって少数派ですかねぇ? その前日の柳ジョージ&レイニーウッドからフラワー・トラヴェリン・バンドも、昔の日本のロック・シーンを知っている人には興味津々ですな。ここにゴールデン・カップスが加わったら… なんて妄想をしてしまう親父たちもいるはず。
これで発表されたバンド/アーティストの数は130となっていますが、まだまだ期待している人もいるはずだし、隠し球を持っているのではないかと思ってもいます。というか、極秘にそのアーティストの名前も探り出したけど、そのあたりはfujirockers.orgのスタッフによる大将とのインタヴューで飛び出してくるのではないか… と、想像しております。わかるかなぁ、知っていてもかけない胸の内。たまりません。
posted by hanasan