16日発表予定アーティスト情報他
Posted on June 14, 2008
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16日に公式サイトで追加発表されるのは36アーティストで、これまですでに発表されているアーティストを含めて、全166アーティストとなる予定です。今回はパレス・オヴ・ワンダーにあるクリスタル・パレス・テントでの出演者が発表されているんですが、ここでこのバンド? 嬉しいけど、パンパンに膨れあがって大変な騒ぎになるような予感がしています。
まずは、すでにTogether BBSでも話題になっていたマーク・スチュワート & ザ・マフィアが26日のオレンジ・コートに加えられています。80年代のUKアンダーグラウンド・シーンに衝撃を与えたのが、83年にエイドリアン・シャーウッドのレーベル、On Uから発表した名作、『Learning to Cope with Cowardice』。あれから25年を過ぎた今なお鋭いエッジを感じさせるのがその名作です。今年はエイドリアン・シャーウッドも会場にいるということを考えると、彼らが絡んでなにかが起きそうな感じがしますけど、どんなものでしょうね。ちなみに、エイドリアン・シャーウッド自身、相変わらず素晴らしい作品を手がけているんですが、その最たるものが75歳のジャズ・トランペッターでUKジャズの大御所、ハリー・ベケットの作品『The Modern Sound Of Harry Beckett』。ジャズとレゲエとダブと… さまざまな要素が微妙に絡んで生み出されたこれも要チェックだと思いますよ。
同じく、これもTogether BBSで誰かが暴露していたようですが、昨年の朝霧ジャムで大爆発したヴェリー・ビー・ケアフルが25日のオレンジ・コートに登場。あのときのレポートはこちらで確認できますし、彼らの音楽は最新アルバム、Salda Bueyで楽しむことができます。彼らがフジ・ロックに初めて姿を見せたのは2004年でしたっけ? これをきっかけに彼らに惚れ込んだ人もかなりいたということは、朝霧ジャムでも耳にしています。ぐでんぐでんの酔っぱらいでとんでもない演奏をしてみせる彼らの、シンプルながらもとてつもなくホットな演奏が実に楽しみです。この話を聞いて、彼らに惚れ込みまくっていたこだま和文さん、また、遊びに来ないかなぁ… なんて期待をしてしまいます。(実は、このニュースを聞いて、昨年の朝霧に出してくれぇと嘆願したんだと、ご本人がおっしゃってました。その結果、彼らの前にこだま和文さんが出演しているのです)それに、オゾマトリと同じステージ。まだ、タイムテーブルは出ていないけど、彼らってけっこう近かったように思えます。ひょっとして、ジャム・セッションとかやってくれないでしょうかなぁ。
さて、今回大幅に発表されることになったのが、フジ・ロックで最もオルタナティヴなエリアのひとつ、パレス・オヴ・ワンダーの面々。この日のためにヨーロッパから運び込まれるレトロな… (っても、これ、本当に年代物の小屋なんですが)雰囲気を持つクリスタル・パレス・テントに登場するアーティストの数々が強力です。実は、会場ゲートの外にあって、深夜から朝まで大騒ぎのできるのがここだというので、このエリアのファンもたくさんいるという話も伝わっています。
で、そのラインナップですが、25日には「Tear It Up(引きちぎれって意味?)」という名前が付けられていて、ここに登場するのが、SIM CASS、Seasick Steve、 市原 “icchie”大資、Trave-Wrappin’、DR.IHARA ( CLUB SKA / LONDON NITE )、THE FLYING PADOVANIS 、Maniとなっています。Trave-Wrappin’って、なんか引っかかるんですけど、あの人たちじゃないんですかねぇ。そして、26日のコンセプト(でしょうね) は「Funkin’ Gipsoes」で、発表されるのはYOSUKE TOMINAGA (CHAMP) & OIBON (CHAMP)、MOUNTAIN MOCHA KILIMANJARO、Cumbia Kid、Rodrigo y Gabriela、Hackney Globetrotter、Gogol Bordello、Hackney Globetrotter。めちゃくちゃ旬なロドガブにゴーゴル・ボデーロって… パンパンになってみんなが汗だくになるのが目に見えているんですけど。それでもって、27日は「Let’s Crazy」ってことで、形容詞を動詞にしちゃって、TRAMP! DJs 、Sheena & The Rokkets、PINCH、Big Willie’s Burlesque、Tomi The Jazzy Monk(Repoll:FX)、SAMANYOLU with JVC FORCE TYO、SIM CASSという顔ぶれなんですが、つい先日結成30周年を迎えて素晴らしいアルバム、『Japanik』を発表し、ゲストいっぱい、観客満杯でライヴをしてくれたシーナ&ザ・ロケッツがここでやるわけです。97年の第1回目、キャンセルになった2日目の朝、会場に彼らが来てくれたことが昨日のように思い出されます。それにしても、このアルバム、めちゃくちゃいいんですけど、もう聴きました?
ちなみに、今回は来日してくれないようですが、このパレス・オヴ・ワンダーでのライヴで一躍、フジ・ロック好きの仲間の間でめちゃくちゃ人気者になったキッド・カーペットが新しいアルバム『Casio Royale(カシオ・ロワイヤル)』を近く発表するとか。007のパロディがタイトルだというのはわかるけど、クレームがつかないのか、ちょっと心配しています。
あと、ルーキーの出演順と曜日に若干の変更が出ています。それと、山の上、デイ・ドリーミングの出演者も、降神他、全18アクトが発表されるんですが、まだ、ジプシー・アヴァロンの内容が全然出てきていないのが気になります。ここ数年、パレス・オヴ・ワンダーと並んで人気が出ているのがこのステージ。ここに期待をしている人もかなりいると思うんですけど。
なお、大将から連絡があり、来週の早い時期にインタヴューができそうです。このインタヴューで「ん?なにぃ?」ってな、驚きを期待しているんですが、どうなんったんでしょうな。それに、みなさんがBBSに書き込んでくれたこと、Voiceに届いている真剣な「声」を彼に届けて、それに対する答えを引き出そうと思っています。
posted by hanasan