アーティスト情報 :Mark Stewart (マーク・スチュワート)
Posted on June 27, 2008
Filed Under アーティスト情報 |
今回はめたりっくさんから原稿が届いています。
マークスチュワートが遂にフジにやってきます。しかも+ザ マフィアとしてです。 70年代後半?80年代初頭にかけ、わずか4年足らずしか活動していないにも係わらず、今や伝説と化してしまったザ ポップグループ。イギリス西部の港町ブリストルで結成され、パンクの精神を抱えながらも、フリージャズやファンク、ダブにレゲエという土俗的なビートを大胆に取り入れた斬新な手法は、当時のシーンに強烈なインパクトと毒を放ちました。 また、その先悦的でラディカルな姿勢から、一部ではセックスピストルズ以上にパンクであったとさえいわれています。そのフロントがマークスチュワートでした。 ザ ポップグループ解体後はソロに転じ、マークスチュワート+ザ マフィアとして更なる深化を遂げていく事になります。マフィア名義で取り組んでいた音を一言で言い表すならば「キレギレ」です。ダブやヒップホップをベースにしながらも、その音は常に暴力的で一筋縄ではいきません。彼の剥き出しの感情は聴き手の頭を激しくアジテートしていきます。まさしく脳を揺さぶられるという言い方が的を射てるかもしれません。その頃の一番の相棒というのが今回既に出演が決まっているエイドリアンシャーウッドでした。 90年代に入ってからはテクノやハウスをも導入していくのですが、そこでも彼の姿勢は一切変わりません。洗練されたデジタルで固めても相変わらず剥き出しで尖り続けています。
そして前作の「コントロールデータ」から12年。もう活動は辞めちゃったのかなと思っていた矢先、待望の新作「エディット」がリリースされました。
彼も年齢を重ねたせいなのか、新作からは最初落ち着いた印象を受けますが、基本的な音は何ら変わっちゃいません。40代後半に達した今でも一貫して、ザ ポップグループの殺傷能力は生き続けています。それは言うに及ばずの事かもしれません。
人々は大なり小なり自分を抑制しながら日々の生活を営みます。マークスチュワートの音を聴いていると、普段自分が封印している領域に踏み込んでくるのです。そしてそれを強引にこじあけて覚醒していく。彼のリズムにはそういう力が存在するのです。
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The official site Mark Stewart not found check ‘em? Mark Stewart + Maffia My Space The latest album “Edit” |
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posted by naoaki