急告、フリー・ライヴ!?
Posted on February 22, 2008
Filed Under News |
スペインからやってきたストレートなコンバット・ロック、ボイコットが今月23日から都内数カ所と名古屋でライヴ。しかも、26日は渋谷でチケット代がタダのライヴを実現。これを覗かずしてどうする? でも、こんなバンド、名前も聞いたことないって? しかも、フジ・ロックに出たこともないし、全然関係ないってか? さて、どうなんでしょ。
ちょいと思い出してもらえばいいと思う。フジ・ロックの魅力には、いろいろあると思うんだが、そのひとつに「えっ、誰、このバンド?」とか、「聞いたこともねぇなぁ」というアーティストの「発見」があるような気がしませんか? そのひとつに、このところ、巷でじわじわと脚光を浴び始めているロック・ラティーノがあると思うのですよ。
例えば、99年に我々を仰天させたのが、アルゼンチンのレイジ・アゲンスト・ザ・マシーンといった趣のトドス・トゥス・ムエルトス。「いったい、このバンドってなになんだろう?」といろいろな思いを巡らした人も多かったと思うし、説明を与えられても、「なんで? どんな流れでフジ・ロックに?」と、違和感さえ持っていた人もいたかもしれません。ところが、フェスティヴァルが終わって最も騒がれたバンドのひとつが彼らじゃなかったかと思います。
その翌年に、同じような印象を与えてくれたのがオゾマトリ。なにせ、あの時点で彼らを知る人は少なく、契約の関係で日本どころか、彼らの地元アメリカでもCDが入手できなかったのを覚えている人もいるかもしれません。当時のBBSでそれが大きな話題になったものです。
また、すでに3度、そのたびに違うバンドを引き連れて演奏したバスクの闘士、フェルミンムグルサに、嬉しいことに世界で初めて「フジ・ロック」という曲を作ってしまったイタリアのバンダ・バソッティもフジ・ロック好きにはお馴染みだと思います。
あるいは、今は亡きジョー・ストラマーが惚れ込んでいたことをきっかけに繋がりができて出演するとになったメキシコのエル・グラン・シレンシオに、今も絶大な人気と「呼んでくれぇ」という声が絶えないマヌ・チャオも忘れちゃいけません。というか、ホント、来てくれないかなぁと思ってます。あと、フジ・ロックをきっかけに昨年の朝霧ジャムに登場したヴェリー・ビー・ケアフルも強力でした。
と、メディアが英米のビッグ・スターに大騒ぎしていた一方で、しっかりとフジ・ロッカーズの記憶に残ったのが非英米圏、特にラテン語圏のアーティストでした。そんな流れにいるのが昨日日本に到着したスペインのコンバット・ロック、ボイコットです。感覚的にはスペイン版のバンダ・バソッティ。おそらく、彼らもザ・クラッシュからジョー・ストラマー直系のストレートで爆発するようなエネルギーを持ったパンクで、地元ではかなりの人気らしく、昨年のヴィーニャ・ロック・フェスティヴァル(スペインのサマーソニックって感じ?)、セカンド・ステージでのヘッドライナーが彼らでした。
ということで、彼らのツアー・スケジュールはこちらで確認できます。
また、昨年の彼らのライヴ・レポートはこちらで見ることができます。
アーティスト情報
Boikot http://www.boikot.com.es/ check ‘em? –>My Space / iTunes The latest album ![]() “Tus Problemas Crecen” (US import - with DVD / UK import - with DVD / iTunes) previous albums |
Banda Bassotti http://www.gridaloforte.com/ check ‘em? –>My Space The latest album ![]() “Vecchi Cani Bastardi” (国内盤) Fermin Muguruza http://www.muguruzafm.com/ check ‘em? –> My Space / iTunes The latest album ![]() “Euskal herria Jamaika Clash” (国内盤) check the albums? |
posted by hanasan