さぁて、今年のフジ・ロックは?
Posted on March 4, 2008
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どうなるんだろうかと、前回予告したとおり、大将と会って話を聞こうと、BBSに書き込まれたいろいろな疑問や注文などをスタッフで整理。準備万端で連絡を取ったんだが、「いやぁ、悪いけど、4月にしてくれないか?」とのこと。でも、いろいろと聞きたいことがあるし、なんとかならないのかと迫ると、「充分に応えられる状況じゃないし、ラインナップの発表にしても最初はわずかだから… もう少し時間があれば、じっくりと話ができるから、それまで待ってくれ」というのです。残念だし、申し訳ないが、大将とのインタヴューはペンディングとなりました。その分、4月に膝をつき合わせて、根掘り葉掘り聞いて来るつもりなので、ご容赦くださいませ。
とはいっても、きちんとBBSをチェックしてくれているようで、みなさんの声にきちんと応えるのに、もう少し時間が欲しいということではないかと理解しています。
なにはともあれ、公式発表より前に、絶対みなさんにお知らせしないといけないのがラインナップというので、今回第一弾として発表される11アーティストとのお知らせです。「なんでこれがすっぱ抜きなんだ?」って言われても仕方がないのは重々承知。公式よりも数時間前の発表に過ぎないのは確かですから。それよりも、直接、大将と話ができなくて、「あんな人との話も進んでいる」とか「こんなコンセプトで…」といったことがお伝えできないのは、実に心苦しいんだが、今回は、ご勘弁を。
ということで、アルファベット順に第一弾を列記すると、
Blackmarket
Bootsy Collins Tribute to the Godfather of Soul
eastern youth(姉妹サイト : Smashing Magアーカイヴ)
Flower Travellin’ Band
The Go! Team(姉妹サイト : Smashing Magアーカイヴ)
Hard-Fi(姉妹サイト : Smashing Magアーカイヴ)
Ian Brown
M!NK
My Bloody Valentine
Special Others(姉妹サイト : Smashing Magアーカイヴ)
Underworld
これを見ていろいろなお思いがこみ上げてくる人もいると思うんだが、ブーツィ・コリンズのゴッド・ファーザーへのトリビュートとなると、頭が爆発しそうですなぁ! かつてジョージ・クリントンが来ていたときの大ファンク・パーティを思い出しますが、噂によるとまるで渋さ知らズ規模の大人数でステージを覆い尽くすという情報も流れています。(これは噂、公式には出てこないと思う)となると、あの興奮.. いや、あれ以上の興奮が再び甦るのか? しかも、ゴッド・ファーザー、当然、ジェイムス・ブラウンへのトリビュートでしょ? セックス・マシーンの「ゲロンパ」ってのありか? っても、このあたり、よく知らないようだったら、まずは名盤中の名盤『Stretchin’ Out in Bootsy’s Rubber Band』を聞いて、ファンクにぶっ飛び、ジェイムス・ブラウンの『Sex Machine』で昇天してくださいませ。
それと、BBSで大騒ぎされていた伝説のバンド、マイ・ブラッディ・ヴァレンタイン。この名前を見て狂喜乱舞している人の顔が見える。来ちゃうよ! 昔買った名作『Loveless』を引っ張り出して、聞き直したり、新たに買って予習しちゃう人も出てくるんでしょうかなぁ。公式サイトはhttp://www.mybloodyvalentine.net/とされているんだが、同時に、ツアー日程などはhttp://www.mybloodyvalentine.co.uk/でチェックして欲しいとのこと。それを見ると、けっこうな数のフェスティヴァルをツアーするようす。My Spaceでチェックしてみると、6月のUKツアーはほぼ完全にソールドアウト。マンチェスター・アポロのチケットが若干あるだけというすさまじい勢いですな。
伝説といえば、日本の伝説、フラワー・トラヴェリン・バンドも奇蹟の再結成。70年代頭にカナダに渡って、各地をツアー。アトランティックと契約を結んで名作、『Satori』を発表しているんだが、今聞いてもきわめてオリジナルなサウンドを持つこれはぜひ聞いて欲しいと思うし、これを生で見られるとなると… ロック親父には嬉しいだろうなぁ。このなかからカットされた「Satori Part2」がカナダのチャートに入ったという話も伝わっていて、今でもアメリカ盤が入手できるというところからも、当時から海外で彼らの評価がかなり高かったということは想像できる。なんでも再結成で新しいアルバムを録音し、本格的なツアーも予定。ヴォーカル、ジョー山中を中心としたロック親父たちの入魂のステージが実現するように思えるのです。なお、公式サイトはhttp://www.flowertravellingband.com/。まだなにもコンテンツが見えないけど… あと、You Tubeではこんな映像もチェックできます。
それと、99年に初めて苗場でフジ・ロックが開かれた時、ホワイト・ステージのヘッドライナーとして夜空に流れ星が降るなかで演奏を続けていたのがアンダーワールド。あのときの光景を覚えている人っています? あの感動を、再び! って感じですが、どこで演奏するんだろうね? あのときはホワイトだったけど、今度はグリーンか? っても、一番端っこのステージでオールナイトの前哨戦ってのも嬉しいかも。ま、楽しみにして待っていましょう。で、彼らの最新作は『オブリヴィオン・ウィズ・ベルズ』。もちろん、『1992-2002』も、彼らの歴史をチェックするにはいいと思いますよ。
その他にも、来日中のイアン・ブラウン。ひょっとして、今日の大阪公演で本人の口からすっぱ抜いているかもしれませんが、彼も久々の登場。彼がパレス・オヴ・ワンダーでジョー・ストラマーと飲んだくれていたのを覚えている人もいると思います。それに、「えっ、初めてかぁ?」と思わせたハードファイに、ザ・ゴー!・チームといった海外勢に加えて、国内組では、なんと結成20周年を迎えるイースタン・ユースやスペシャル・アザーズも顔を見せています。
さらに、新人組としてはブラックマーケットとミンクが名乗りを上げていますが、前者は昨年のSXSW(テキサス州オースティンで毎年開かれているフェスティヴァル)で一躍脚光を浴びてブレイクし始めたらしい。『ブラックマーケットEP』でデビューして、続くアルバムが『ジ・エレファント・イン・ザ・ルーム』とのことで、まだ彼らを知らない人はMy Spaceで、彼らのロックをチェックしてくださいませ。M!NKについては、『ミンクの叫び』が発売されていて、サウンドはMy Spaceでチェック可能。公式サイトはこちらです。
なお、fujirockers.orgでは独自の視点でのアーティスト情報をアップする予定ですが、もし、みなさんのなかで、「このアーティストのことは俺に任せろ!」「私が紹介したい!」と思う人がいるようでしたら、ぜひぜひ紹介文を書いてくださいませ。artist@fujirockers.com宛てに、Subjectにアーティスト情報+バンド(アーティスト)名を書いて送ってください。文字数は600文字前後ということでお願いします。
フジ・ロックのチケットに関して先行予約が8日から始まるんですが、BBSでも話題になっている早割チケット販売でのキャンプサイト券の問題について、公式サイトできちんとした説明が発表されるので、それを確認してください。
また、今年はRookie A Go GoのサポートにRAGTAGとStrummervilleが加わることになったようです。言うまでもなく、Strummervilleはジョー・ストラマー亡き後、家族や仲間たちによって作られた、若手ミュージシャンをサポートする基金。録音やリハーサルに、格安で使えるスタジオを作ったり、ライヴ活動のサポートなんかもしているのですが、詳しくは公式サイト(日本語版)をチェックしてください。ちなみに、My Spaceもあります。そのStrummervilleが今年出演する各バンドに5万円のサポートをするとのこと。これも嬉しいですな。このRookie A Go Goへのオーディションが始まるのは明日からなんですが、詳しくはフジ・ロック・フェスティヴァルの公式サイト、http://fujirockfestival.comで発表されることになっています。
最後に、今年で4年目となるリキッド・ヘヴン。春になったら、ちょっでもフジ・ロック気分を味わおうという感じで、フィールド・オヴ・ヘヴンを恵比寿のリキッドルームで再現するかのようなオーガニック系のイヴェントなんですが、4月27日(日)に決定しています。天国が最も似合うダチャンボやらぞくあたりがラインナップに顔を見せています。
posted by hanasan