フジロックの裏方さん

Posted on June 1, 2008
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 フジロックを作っているのは、スマッシュやアーティストだけではありません。一体どんな人が、ステージや音やご飯を作っているのか気になったことありませんか? 「裏方さん」と呼ばれる人は、並々ならぬフジロックへの想いであふれています。オルグでは、そんな彼らの仕事ぶりを、今までに何度となく取材してきました。

PAの東さんのインタビューでは、スタッフ全員が「俺がやらなかったらだれがやるねん!」という熱意をに動かされて仕事をしていると語ってくれました。また、グリーンステージの舞台監督の岡田美和さんは、苗場の雪が融けるゴールデンウィークの終わりごろから足しげく現場へ通い、本格的な施工に入ると、毎日泊り込んでステージを作り上げるそうです。彼は、「どっぷり溺れちゃうくらいロックに浸かったまんまの何日間を過ごしたい」という夢を若い頃に抱いたそうですが、それは作る側の人間として実現できたのだと教えてくれました。イベント制作会社の寺田さんは、会場全体の構築や、広報の窓口、出店者のケアや管理といった面で、フジロックをサポートしているそうです。寺田さんのインタビューを読むと、開催中は車の中で仮眠とる程度しか休む暇がないそうですが、陰でサポートすることが、寺田さんにとっての喜びなのだとか。こういった彼らの熱意があってこそ、滞りなくステージが進行していくものなんですね。

裏方さんはステージに携わる人だけではありません。フジロックが苗場で開催されるのは、今年で10回目。忘れてはならないのがその10年間の歴史を一番近くで見つめてきた地元の方々です。中でも、フジロッカーズと一番密に接しているのは、苗場旅館組合のみなさまではないでしょうか。そして、フジロッカーズのことを「初めは髪の毛おったてて大暴れするようなイメージだった」と語る、苗場観光協会会長さんのインタビューは、特に面白かったので必見です。地元の方々のご協力とあたたかさがあるからこそのフジロック。

そして最後に、忘れてはいけないのが、美味しいご飯を提供してくれている裏方さん。私たちにとって一番馴染みのある裏方さんではないでしょうか? 「大変だとわかっていてもやめられない、そしてやるなら満足してもらいたい」と話してくれたのは、ところ天国の小木さん。なんと、フジロックのステージは一度も見たことがないそうです。まさに仕事人!

と、ご紹介してきたエピソードは、ほんの一握りにすぎません。フジロッカーズオルグでは、その他にも、多方面の裏方さんにフジロックにかける想いを語っていただきました。7/25を迎える前に是非読み返してみませんか?

■リンク集■

ドラゴンドラ上の管理人・安藤”ANDY”広一氏:『ANDYのおはなし』 
フジロック救護室のチーフ・ドクター千葉先生に診察を受ける!? 
Fuji Rockin’ People Vol. 5 -豊間根氏(岩盤)- 
Fuji Rockin’ Peope Vol.8-World Restaurantの核、ソロモン氏- 
Fuji Rockin’ People Vol.10-星空トレインを実現させたSmash Westの南部裕一氏- 
Fuji Rockin’ People vol.15 -2度ステージ出演もした!?グリーンステージ舞台監督チームのサーシャさん- 
Fuji Rockin’ People vol.16 -フジロックを現実路線で支える男、ホットスタッフ・プロモーションの鯉沼源多郎氏に“裏側”を聞く- 

posted by fukuaki