パキスタンのポップミュージックが流れる、パキスタンレストラン「マルハバ」。店の看板には「HALAL MEAT(ハラールミート)」の文字がある。これはイスラム教にのっとった方法で処理された肉を使用しているというもの。この看板ひとつからもイスラム圏の食文化が伝わってくる。
この店のイチ押しメニューはチキンカラヒ。「カラヒ」とは中華鍋を小さくしたようなナベで、これを使ってチキンとトマトをさまざまなスパイスで炒め煮したというひと皿なのだ。肉のうまみを引き立てるスパイスづかいが絶妙! 汁気の少ない濃厚なグレービーにナンがよく合う。
また、羊の脳みそのカレー、ブレンマサラも一度はトライしてみたいメニューだ。白子のような舌触りという説は実際のところどうなの!? 激甘だけど、辛い料理のあとにはなぜか食べたくなるデザートもおすすめ。
さて、気になるフジロックメニューのメインとなるのはチキン、野菜、豆の3種類のカレー。タンドリーチキンは噛みしめるほど味わいのあるおいしさ。
ひき肉にタマネギ、トウガラシ、15種類ものスパイスを混ぜ込んだものを串焼きにしたシシカバブは、ほどよくスパイシーで思わずビールがすすんでしまう。禁酒国の食べ物なのになぜ? 食後はデザートがわりに濃厚なマンゴジューズをどうぞ。
これらの料理には「やはり、パキスタンやインド映画の音楽が合いますね」とスタッフのバーサントさん。となると、インドの影響を受けているクリスピアン・ミルズの新バンド、ザ・ジーヴァズに合わせるってのもアリでしょう!
じつはインド映画好きなんですよ、というと、さりげなくインド映画のビデオを流してくれる。そんな客人に対する心くばりもうれしい、パキスタンレストランのブースを訪れてみては。