古代文明の時代からアジアとヨーロッパの十字路として栄えてきたトルコ。そこには歴史的遺産以外にもさまざまな魅力がある。なかでも世界三大料理のひとつ、トルコ料理は日本にいながら気軽に楽しめるグレイト・アイテムだ。
最もポピュラーな料理はドネルケバブ。ドネル=回転、ケバブ=焼き肉、というストレートなネーミングが意味するように、たっぷりの肉を金棒にくっつけて回転させながら焼いたものである。この料理を初めて日本に紹介したのが「ドネル・タイム」なのだ。
フジロック出店が今年で4回目となるこの店のメニューのなかで、はずせないのが定番の「ドネルケバブ」。ゆっくりとローストした肉は、余分な脂が落ちているのであっさりヘルシー。「ローストチキン」は、専用の機械でチキンを丸ごとじっくり焼き上げている。表面はこんがりキツネ色で中はジューシーのこのチキン、手づかみでワイルドにかぶりつきたい!
要チェックなのが、フジロックでは新メニューとなる「サバサンド」だ。トルコでは、イスタンブールなど港町に水揚げされた新鮮なサバをその場で揚げて、野菜と一緒にパン(トルコのパンはメチャうまです)にはさんで売っていたりする。これが日本で食べられるとは! カリッと揚げたサバとスライストマトの酸味、かみしめるほどに口の中においしさが広がる。もうひとつの新メニュー「トルコ風ピラフ」は当日のお楽しみってことで。
長いナイフを使ってリズミカルに肉を切り取るドネルケバブをはじめ、パフォーマティヴなトルコ料理を「料理にリズムがある。だから速いテンポでノリのいい曲が合うんじゃないかな」と代表取締役の伊藤さんはいう。お、そしたらEGO-WRAPPIN'とかよさそう。トルコ料理でスウィングしてみません?