フジロッカーにはおなじみのパエリヤ。そのオーナー、マーク・スペンサーさんは、東京ではなんと、ブリティッシュパブ『ホブゴブリン』を営んでいた。パブのオーナーがどうしてパエリヤなの?
イングランド出身のマークさんが、日本で最初に開いたのはスペイン料理屋だった。ところが、ビール輸入を始めたことからパブオーナーに。『ホブゴブリン』は本場イギリスでは30店舗を数える有名パブ。日本1号店として赤坂店を2年前にオープン、今年6月には六本木店をオープンしたばかり。
『ホブゴブリン』ではお馴染みのパブメニューのほか、ケバブからパテまで、世界各地の料理人によるメニューが楽しめる。普通のパブを想像して行くと、そのメニューの豊富さに驚くはず。
フジロックメニューの主役、パエリヤはパブではパーティのみ登場する人気メニューだそう。「日本のフェスにはやっぱり、米が美味しいでしょ」とマークさん。スペイン人シェフが作るパエリヤは、そのとおり! の美味しさ。大きなパエリヤ鍋で炊きあがる華やかなごはんにはついつい手が伸びてしまうこと間違いなし。
「好きなバンドは見に行くよ。フェスなんだから楽しまなくちゃ!」というマークさん率いる『エル・ゴブリン』は、フェスの楽しさいっぱい。パエリヤのほか、トルティージャ(スパニッシュオムレツ)、サングリアなどのスペイン料理でホットにフェス気分を盛り上げてくれる。
ところで、肝心のパブの看板である、オックスフォードの地ビール「ホブゴブリン」が飲めるのは日本では『ホブゴブリン』だけ。また、専門家のマークさんがよりすぐった13種類の生ビールはまさに絶品。フェス目前、ひと足先にイギリス気分を満喫してみては。