
Around The Fest. Vol.9 --リーバイ・ストラウス ジャパン マーケティング・サービス部の加藤俊祐さん--Part1--
――フジロックの計画が動き出すのはいつぐらいからですか?
「だいたい、年が明けてすぐくらいから考え始めます。今年実施する博物館に関しても元々リーバイスが1年目から行っていることを、フジロックの歴史と上手くリンクさせて、フジロックの良さを上手く伝えるためにはどうすればいいんだろうと考えていた時に、ふと見ると博物店というものがあって、じゃあ大きくすれば理想と考えていたものが出来るのではないかと、出てきたものなので、元々は別個のものからスタートしました」
――博物館ではどんなことをやるんですか?
「97年から2001年までの秘蔵映像を流したり、あと、サポートさせて頂いている中で作らせてもらったノベルティであったり、スタッフTシャツを展示したりですとか、orgと協力して体験記を掲載させてもらったりですね。全体として今までのフジロックの伝統と革新性っていうものを立体的に見せていこうという空間として作っていますね」
――今までのフジロックで印象に残った出来事はなんですか?
「ジョー・ストラマーですね。僕はパンク野郎だったんで、憧れの人が本当に眼の前にいるので、感動しましたね。あとはキンクスのレイ・デイヴィスですね。あんなに偉大なアーティストなのに、あんまり人がいなくて寂しかったです。あとは、ゆらゆら帝国ですね。前の方にいって観たかったんですけどね、全然入れないんですよ。遠くからずっと観ていました。今年も出るから楽しみです。今年では他にエゴ・ラッピンとか当然ラブ・サイケデリコも楽しみです。結構今年は日本人が楽しみかなーと思いますね。ハイロウズとかもですね」
――会社の人もフジロックに来たりするのですか?
「いますね。年が上の人間が結構多かったりするので、ニール・ヤングとかZZトップとか観たいと言う人がすごく多かったですね。会場で会うこともありますよ。ファッション雑誌の方々にしても、プライベートとか取材でいらっしゃって、よくお会いして『あ、どうも』とかありますよ」
――フジロックに望むことはありますか?
「みなさんのモラルが高いので、会場内で喧嘩とかないですし、ごみも分別して捨てたりしていますんで、かなりいいスペースになっていると思います。本当にケチのつけようがあんまりないですね。ただ、交通の便が悪いですよね(笑)。まあ、苗場自体がそういうところなので言ってもしょうがないですし、道中が楽しいというお客さんもいると思うので、特に望む事はないですね」
――観たいアーティストはありますか?
「69年のウッドストックに出られているような人たちを、もう一回引っ張り出して欲しいですね。それをやってしまうとお客さんが高年齢になってしまってゆるーい空間になっちゃいますけどね」
Part2へ
Intro/Part1/2 reported by ORG-nob (July 24, 2002)
|