
Fuji Rockin' People Vol.8 --ソロモン氏--Intro
---Fuji Rock Festivalにはいろんな分野から数多くの人たちが関わり合っています。というので、そんな人たちを紹介しようと思って始まったのがこのシリーズ。その8回目となる今回はフジ・ロックの名物ともいえるワールド・レストランの中心人物、ソロモンさんにご登場願いました。出演するミュージシャンにも大人気のソロモンさんがフジ・ロックの裏側を垣間見せてくれます。---- by ORG-master
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−まずはソロモンがフジロックに関わる事になったきっかけを教えてください。
「最初は97年ですよね。97年の夏に天神山でフェスティバルをやるっていう話を徐々に日高さんから聞き始めたんです。まずは日本初の本物のフェスティバルだっていうのをいろいろと考え始めました。それから今までとは何が違うわけ? っていう事を考えながら、実際にやれるように本格的に考え始めたとき、それがきっかけになったんです。
富士山というと結構遠いいでしょう? 普通にみんなはテクノのイベントとかはやっていたかもしれないけど、その時にやろうとしていたのは音楽だけのイベントではなくて、フェスティバルというものをやってみましょうという話だったんです。もちろんフェスティバルにも音楽はあって、みんなの目的は音楽の為に行くんだよね。そこで、日高さんにその後はみんな何をするんですか? って聞いてみたんです。そしたら、「その後はやっぱり食べて飲んで、友達を作って、いい環境があってみんなハッピーになるんだ。」という答えが返ってきたんです。そこで初めて、じゃぁ自分はどこに参加するんだ? という所に立ってみたんです。
一応、私は飲食の世界にいるからということで、頼まれちゃったんですよ。屋台とは別のちゃんとしたレストランのレベルで何か作ってくれないかって。それで私がレストラン関連のコーディネーターとして始まったんですよ。本当に大変な事なのはわかってたけど(笑)。」
−それが97年で、それから去年に至るまでの5年間のフジロックで何か印象に残ることやだんだん変わってきたなぁということはありますか?
「最初の年はやっぱりみんなフェスティバルってわかってなかったんですよね。要するに主催者が作ったところに行って、ホテルに泊まって、全部誰かが面倒を見てくれ自分からは何もやらないみたいな、そういう感じでみんなはいたのかなぁって印象を97年は受けたんですよ。それを年を重ねるにつれてみんなわかってきたみたいで、みんなから「自分たちでみんなと一緒に何かするんだ」とか「自分はあそこに参加してるんだ」っていうのが伝わってくるようになって、それがすごい印象に残ってます。」
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Intro/Part1/2/3/4/5/6
reported by ORG-yohei& photo by ORG-master (Feb 11, 2002)
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