
Fuji Rockin' People Vol.8 --ソロモン氏--Part4
−他の店の料理はフジロック開催中にチェックしには行くんですか? もし行ったのなら何が一番おいしかったですか?
「それは行きますよ。(1分ほど悩む)あそこのタイラーメンはおいしかったね。去年は食べてないけど一昨年食べました。でも私にはあまり聞かないほうがいいですよね。フェアじゃないから。ただ、例えばあのフィッシュ&チップスは本物だから良かったと思いますよ。
あとはチャイニーズもよかった。ちょっとあれ?って思ったのはフランス料理屋さん。もともと出すって言ってたものと、実際に出したものが違ったからちょっと残念でしたね。」
−今年のフジロックで今度はこういう料理はどうだろうっていうのは?
「やっぱりカリビアンみたいのがあればいいよね。でもあんまりそういうレストランが日本にないから難しいんですよ。あとは一昨年にロシアン料理をやってもらおうとしてたんだけど、事故があって来れなくなっちゃったんですよ。ピロシキとか、苗場の夜は冷え込むからいいよね。ロシアン料理もいろいろと他を探そうとしてるんだけど、時間がなくて。
普段レストランをやってる人達をあそこに連れてこようとすると大変なんですよ。私が「絶対に大丈夫。保証するから。」って言うんだけど、屋台は儲からないから、レストランの人達が儲からないんですよ。もともと屋台の人達はすごい安いコストで売ることで商売を成り立たせている。でも私が最初から言っているのは、フジロックに来ている人達みんなにいろいろな世界の料理を教えてあげるんだって事。最近はお店で参加してくれる方もそれをわかってきてるんですよ。だからもっともっといろいろな世界の料理を出したいなって思ってます。ワールドレストランだからね。そういういろいろなレストランをすごい時間をかけて探しているんですよ。今年はロシアやカリビアンもできれば入れたいなって考えています。」
−新しい店を呼ぶときにどういう風に説得してるんですか?
「まずは文化を説明してくださいってアタックするんですよ。それと、外でナチュラルな場所でお客さんはそういう料理を食べたくなるからやってくれないかって。あとは赤字にならないように私もそばにいて手伝いますよ。荷物を運んだり。私自身すごいその気持ちがわかるから。まずコストを計算しちゃうと大変さをわかっちゃうんです。だから音楽好きでフェス好きで興味を持って参加してくれないと難しい。24時間奴隷のような状況で興味を持たずにやるにはばかばかしい。
でもこういう年に一回のイベントだからみんなで助け合って楽しいですよ。いろいろな音楽も楽しめるしね。スタッフにはそういう音楽的な事は大きいんです。例えば一人に1万円だすからって言っても、何もプラスαなしに納得してくれますかって言っても誰も納得してくれないんですよ。24時間働いて一万円って。10人連れてきても一日十万円、その他に宿から高速、交通費っていったら、わーーーーって。(笑)怖い怖い。かなり厳しくなっていくんですよ。」
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reported by ORG-yohei& photo by ORG-master (Feb 11, 2002)
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