HEAVENLY SOCIALというパーティーのDJであり、DEATH IN VAGASのフロントマン的存在でもあるリチャード・フィアレスが、急遽DJをすることになった。 　これが伝説のHEAVENLY SOCIALなんだ!という感じで僕は見ていた。テクノよりのミニマルで繰り広げられたそのリズム。リチャード本人も最初はステージにちゃんと姿をあらわしていて、ギターを持って演奏するのか？とか思いきや、ステージに姿を潜める。見た目は、「あれ？ひっこんでBGMになってるの？」ですけど、どこかに隠れています。おかげでPHOTO班もお手上げです。最初はテクノ強めのミニマルでつなぎ、だんだんとシンプルな音からウーハーをきかせた重い音に替えていく。 　DEATH IN VEGASから入った僕としてはそのイメージのギャップに結構びっくりしたけど、後半で納得。DEATH IN VEGASで聞かせてくれているそのノイズで迫力ある音をだんだん混ぜてくる。そしてすこしずつアゲてくる。リチャードがバンドスタイルでやりはじめたのは、ダンスミュージックには無い生の迫力を自身が求め始めたのかなぁとぼそり感じる。爆裂したいのかなぁと。見た目的には本人不在のステージングでしたけど、会場の雰囲気的にはひと休みのなかにグルーヴがきいたBGMとしてシックでちょっと壊してるサウンドでな雰囲気MROのノリをつないでくれました。