フーファイターズが終わって間もなく、デスインベガスのフィクサー、リチャード・フィアレスがまわしはじめる。が、今日もその姿はない。 　クワトロの時と同じく彼は現在のマイブームを連発し、フーファイターズで脱力した会場を徐々に揺り起こしていった。はじめチョロチョロなかパッパ。ヤツはきっと米炊き名人だろう。 　実は3日前のクワトロで彼らの創りだすめくるめく闇のデジタルロックンロールショーの餌食になったばかりで、その時のショックがまだ内臓に染み込んでいる感じがするのですよ。 　鳥肌モノの感動と冷や汗モノの衝撃を1時間半の間に何度も味あわされてしまいまして...

ただ、あのライブの後にデスベガをもっと大きい箱でみたいという欲求にもかられたので今日のライブには興味がありまして... 　立ち位置をどうしようかさんざん迷った末に今日もサイケデリックウスグラアングラワールドにつかれもピークに近いこの時間に引きずり込まれたら、命すらあぶないという聡明かつ勇敢な判断で、人だかりのやや後方にポジショニング。例によってDJからなだれ込むようにデスベガロックンロールサイドへ一気に突入。後ろで見ててもカッコイイなぁ、オーディエンスもウネりまくってますな。

スクリーンもデカいおかげで嫌味なほどクール。アナーキー千手観音もエラい迫力だ。音もハコ鳴りして異様なほどデカい。 　大きな会場で、真夜中であっても、彼らは独時の空気で、ライブエリアを支配する。スゴイやっちゃ。 　お客さん達もこれ目当って人が結構多かったようで、最後までデスベガワールドにどっぷりと浸かっていた。 　結論としましては後ろで見ててもデスインベガスはデスインベガスでした。

--- set list --- (昨日の分ですが、おそらく同じだと思います...） Natja / Leather / GIrls / Death Threat / Rekkit / Blood Yawning / Scorpio rising / Dirge / Neptune City / Age of Consent / Hands Around...