
Around The Fest. Vol.5 --スリーピース--Part5
今後のフジについて訊いてみた。観たいミュージシャンはいるだろうか。それを観るシチュエーションという意味で、希望のステージもあわせて尋ねた。
「俺は――カエタノ・ヴェローゾ(ブラジルを代表するアーティスト)。どこでもいいすけどね。でもヘヴンがいいかもしんないなあ。あとは...(ヒップホップだったら)スピーチとかね...あとあの人、美輪明宏! (一同笑うが本人にこりともせず)いやいやホント、マジで。"ヨイトマケの唄"とかフジロックで聴いたら、凄いよ」(原)
「チンバラーダ、ペドロルイス&パレーヂ観たいなあ(両者ともやはりブラジルのアーティストで、チンバラーダはカエタノのグループにいたカルリーニョス・ブラウン率いる打楽器グループ)」(永野)
ちなみに後から取れたコメントではスリーピースのドラムス・梶原はザ・フーを熱望とのこと。では最後に、もしもスリーピースがまた出演すると仮定して、当人達が出たいステージとなるとどこになるのか。
「フィールド・オブ・ヘヴン...(笑)」(永野)
「俺は...ホワイトっすね、まだ出てないから。一応『乗った』のは、グリーン乗ったし、ヘヴン演ったし、レッドマーキー演ったし。だから――ホワイトとリーヴァイス・ステージで演れれば、スタンプが全部集まる(笑)」(※注・リーヴァイス・ステージは現存しない。今年はルーキー・ア・ゴー・ゴーという新ステージを設立予定)(原)
ついでに、各ステージでの感覚の違いはどうだろう。たとえば昨年のレッド・マーキーは密閉空間なので、野外の開放感は少ない気がするのだが。また、技術的な格差などもそれぞれに存在するように思うのだが、こだわりはないのだろうか。
「でもレッド・マーキーの時は凄い楽しかったですよ。今から始まる! みたいな空気が、前夜祭だったから...。まあ全部楽しかったけど。ヘヴンも楽しかったし。あと、またその、無責任に人のステージに出るのがまた楽しいんすよね(笑)」(原)
「(ステージの技術差とかは)あんまり関係ないなあ」(永野)
「うん。まあ、フェスだったらある程度...」(原)
「差はあるねん。たとえばもう、PA就きのバンドだったり、そうじゃなかったりとかでもね。でも、あのー、凄いいいライブを観た時って、音とか関係なくなるやんか? ね? だから...そういうのは、関係あるんやけど――関係ない(笑)」(永野)
Intro/Part1/2/3/4/5/
reported by ORG-joe&photo by ORG-saya38 (June 25, 2002)
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