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朝霧JAMの実行委員長の秋鹿さんインタビュー(December 4, 2004)
フジロックドキュメンタリー制作チームに突撃インタビュー(October 2, 2004)
ポカスカジャンインタビュー!(September 29, 2004)
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今年のFUJI ROCKはどうだった? そして朝霧は?日高大将インタビュー!(September 19, 2004)
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ROOKIE出身アーティストインタビュー第二弾:ASIAN KUNG-FU GENERATION(July 26, 2004)
A SEED JAPAN、今年の挑戦は?(July 25, 2004)
電車派フジロッカーの強い味方、越後湯沢駅を取材しました!(July 18, 2004)
ドラゴンドラ上の管理人・安藤"ANDY"広一氏:『ANDYのおはなし』(July 17, 2004)
ROOKIE出身アーティストインタビュー第一弾:惑星(July 11, 2004)
ライジングサン山本プロデューサーに訊く 〜ライジング編〜(July 2, 2004)
ライジングサン山本プロデューサーに訊く 〜フジロック編〜(June 22, 2004)
ズートンズにインタビュー!(June 20, 2004)
「イギー・ポップに、俺は勝ツ!」エンケンこと遠藤賢司さんインタビュー!(May 20, 2004)
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Fuji Rockin' People vol.19 - ごみ箱に命を吹き込むA SEED JAPANの皆さん-(March 16, 2004)
岩盤閉店!?いやいや、リニューアルオープン!!岩盤の代表、豊間根さんに訊く(February 23, 2004)
[苗場特集]金六イレブン-師田富士男さん(February 20, 2004)
大将インタビュー MRO追加篇 & (ちょこっとだけ)フジロック篇(February 19, 2004)
Magic Rock Outプレパーティ-をオーガナイズするテリー照井さん(February 13, 2004)
i-orgのメルマガでお馴染みの、めるぱら代表 上原さん(February 8, 2004)
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朝霧実行委員長 秋鹿さんインタビュー
【フジロックと朝霧JAM】
「フジロックを観に行って感動したのは、若者たちのイメージがそこで180度変わったさ。私なんか古い人間で、アーティストの風潮が青少年にいい影響を与えないんじゃないかと偏見を持ってたわけさ。今でも全くないわけではないけど、フジロックに行ってびっくりしたのは、とにかくすごく行儀がいいんだよね。ゲートのところで並んでいる待っている時間の過ごし方とか、ごみ処理とか、私は感動したわけさ。
これは自分のイメージと違うなと。
フジロックのすばらしさっていうのは、日高さんの音楽に対する情熱とカリスマ性がそうさせている面もあって、フジロックが素晴らしくて、ずっとみんながやってもらいたいなぁという気持ちを持つならば、みんなが人に迷惑をかけないで助け合っていくような形にしていかないと続かないよ、っていうメッセージを教条的に言うのではなくて、みんなの心の中に呼びかけるのがだんだん浸透してきたと思う。それからA SEED JAPANみたいにごみ処理する人たちも整然としていて、キチっとやっている姿を見てものすごい好感を持ったわけさ。そのイメージが朝霧JAMにも共通しているわけだよ。
フジロックと朝霧JAMの違いは、たまたま私と日高さんの出会いから生み出されたもので、個人的な信頼関係で進んで、始めはその趣旨に賛同した、ほんとに何人かと家族ぐるみでやってきたわけだよね。そんな良さがあったわけだけど、今はそこから脱皮して大きなものになっているけれども、ファミリー的ないいイメージは今も残っていて、コアスタッフ30人くらいは毎晩集まっていろいろ準備している。来てくれた人にどれだけ気持ち良く楽しんでもらえるか、いろいろなことのお世話をさせてもらうのが、朝霧JAMS’のスタンスと思うんだよね。SMASHの方はいかにしてフェスが素晴らしいアーティストの演奏で、来た人を魅了するかということで、この2つのことがちょうど上手くドッキングして朝霧JAMの魅力になっているのではないかと自負しているわけだけどね。日高さんもSMASHの社員の人たちも、私の言ったことは大事にしてくれるさ。いい対等の関係で、SMASHから命令が来るわけでもないし、対等な形
でうまく運営しているのかなと思っているわけでね」
【朝霧JAMS’の役割】
「駐車場整理:まずは車で来るお客さんが駐車場にスムーズに駐車してもらって、シャトルバスまで案内する。これはボランティアだけでは出来ない部分もあるもんで、これはHOT STAFFのお手伝いをしながら駐車場の手配をするということがまずひとつ。
受付:入口のゲートのところで、チケットを頂いて、リストバンドと交換してお客さんを受け入れるのが受付の仕事になってくる。お客さんはいっぺんに来るからかなり混雑するし、かなりのスタッフが必要になってくるんだよね。地元の人に出来るだけ理解してもらうために招待状出したり、市と県とかお世話になっている、特に会場を借りている人には来賓の人たちを招待する。その来賓の方に失礼のないようにする。受付はかなり大変な仕事でね、受付のイメージが来た人に対するイメージなもんで、笑顔を絶やさずにあいさつして気持ち良く入ってくることが大事なもんでね。
ボランティアの仕切り:それから当日のボランティアは150人くらいになると、ボランティアの受付を作らないといけなくなる。そこでチェックをして、その人に何の仕事をするかや宿泊やシフトを案内する。
環境スタッフ:分別収集の集積場が何箇所かあって、そこに人を置いて、ただしスタッフは参加者に出来るだけ自分のごみ処理は自分たちでやってもらうのが原則で、直接拾って歩いたりしないで、みんなにやってもらうっていう、そういう案内をする。最後にごみを集めて市の清掃に持っていくとか、その中で処理できるものは処理すると。例えば紙の食器は焼却場で燃やすじゃなくて、最後に酪農家に持って行って肥料になるように考えてやってくれてるさ。それによって環境を汚さないっていうことと、ごみを少なくすることまで考えてくれてるんだよね。
出店管理:来た人たちに朝霧高原を味わってもらいたいんで地元からは25店くらいお店を出してもらう。ただ食事を出せばいいってだけじゃなくて、出来るだけ格安て出来るだけ手作りで地元の食材を生かしたものを出そうと。その出店者を取りまとめるのが、出店管理の仕事で、地味な仕事だけど、物凄い重要な仕事さ。3回くらいやってだんだん上手になってきたかなと思うんだよね。出店者に望むことは食事を提供して、お客さんに喜んで頂くのと同時に、頑張って出店する以上は利益を上げてもらいたいね。でも、金儲けのためにやっているだけだったら、お客さんに飽きられちゃうわけで、自分たちも一緒に楽しむような気持ちでお客さんと会話しながら商売をしてもらいたいと思うよね。
救護:もう一つ重要なことは、病人やけが人が出たときのために救急体制で常時2人くらいの看護婦さんがいて万全を期すと。そういうこともJAMS’の仕事だね」
【地元の企業の協力】
「地元の製紙会社もトイレットペーパーを寄付してくれて仮設トイレ一つ一つに付けてくれたりしている。このあたりの農協は、富士開拓農協っていってほとんどが牛飼いをしている人たちの農協で、そこが運営している富士ミルクランドも出店してくれてるさ。そこでは地域の食材を使った鍋が好評で去年の売上はトップだった。そういう経済効果も去年あたりからかなり出てきた。あの辺一帯は県や市や個人の所有地で使用料が発生して多少なりとも使ってもらって良かったよっていう形の効果がだんだん出てきているわけ。去年辺りから周辺の民宿とかは埋まっている。キャンプが苦手な人もいるもんで」
その1 | その2 | その3
interview by ORG-nob, and photos by ORG-sama. They may not be reproduced in any form whatsoever.
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