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FUJI ROCK FESTIVAL 新潟応援団代表の日高さんに「HEAL NIIGATA」について聞いて来ました!
Q:「HEAL NIIGATA」を開催するにいたった経緯を教えて下さい。
「最初にこのライブイベントをやろうって思ったのは地震のあった次の日のだね。実は、地震が起こった時に、俺は苗場でキャンプやってたんだよ。ちょうど夕食の時で、ビールを開けた瞬間だったかな、轟音とともに揺れたのを憶えてる。屋外だからそんなに揺れは感じないんだけど、音はすごかったんだよ。だから、相当大きな地震だっていうことはわかった。地元の人たちが心配して俺たちのところへ来てくれて、かなり揺れたって言ってたしね。ただ、テレビもラジオもない環境だから情報が何も入ってこなかったんだ。それで次の日になって徐々に情報が入ってきてさ。大変な状況になっていることがわかった。それで『チャリティーイベントをやろう』って決めたんだ」
Q:その場で開催を決めたんですか?
「そうだね」
Q:それはFUJI ROCK FESTIVALでお世話になっている新潟だからでしょうか?
「もちろんそれもあるよ。でも、こういうことはすぐに行動を起こさないと意味がないからね。実は10年前の阪神淡路大震災の時にも、ベン・ハーパーと一緒に義援金を渡しに行ったんだよね。で、その時の光景や状況が頭の中に残っていてさ。あの時は神戸市や兵庫県の被災者への対応が酷いものだったんだ。義援金はどんどん送られてくるけど、なかなか使わなかったんだよ。お金の使い方が分らなかったのか、下手に使って責任をとりたくなかったのか、貯める一方で何ヶ月も使わなかったんだよね。その時に俺はベンと二人で一万円づつ義援金を配ったんだけど、すごく感謝されたのを憶えている。今回の義援金は、湯沢町を通して新潟県に送られるんだけど、県の方たちにも『すみやかに使ってください』ってお願いしているんだよ。こういうことはすぐにやらなきゃダメなんだ。だから、今回のイベントも11月とか12月ってことも考えた。ただ、開催地と空いている会場を探したら、1月10日がベストってことになったんだよね」
Q:開催場所は当初、長岡という話しもあったようですが?
「それも考えたんだ。長岡、もしくは新潟でってね。ただね、まだ普段の生活に戻ることができていない方々がおられるなかで、ロックンロールっていうのも迷惑な話しだからね。多くのお客さんが集まれるかってこともあったし、なにより被災された方がチケットを買う可能性があるわけだろ。それで、東京近郊でやることにしたんだ。そしたら、ちょうど1月10日に渋谷AXとZEPP TOKYOと横浜BRITZが空いてたんで、即決めたんだよね。それからさらに大阪と札幌でもってことになったんだ。首都圏の方が、いろんなミュージシャンに出てもらえるしね」
Q:今回注目するのは、アーティストのみならず、スタッフ、機材及び会場、メディア、チケットビューローまでもボランティアで参加するということです。これはかなり画期的なことだと思うのですが。
「うん。今回のイベントを決めた時に最初に俺が言ったことが『みんなタダでやる』だったんだ。今までにもベネフィットコンサートって、たくさんあったけど、それはミュージシャンだけがタダで、音響、照明、会場とか、その他の参加者は全部経費もっていくんだよ。そんなのは“業者AID”なんだよ。人の不幸を種にしたビジネスなんだよ。だから今回は参加する関係者は全部ボランティアなんだ。これは日本では画期的なことだよね」
Q:よく会場やチケットビューローがOKしましたね。
「うん。説得、お願い、脅迫ともいわれてるけど(笑)。まあ、協力をお願いして理解して貰ったんだよね。フジロックに協賛してくれている企業にも、義援金を出してもらっているよ」
Q:アーティストはどのように決まったんですか?
「今までフジロックに出てくれたミュージシャンのなかで、スケジュールの空いている人ってことで決まったんだ。みんな『やりたい』って言ってくれて、かなりスケジュールの調整に骨を折ってくれたみたいだよ。特にスカパラあたりは大所帯だから、スケジュール調整は大変だったらしいけど、なんとか出演してくれるようになったね」
Q:今後アーティストが追加発表されることはありますか?
「まだ、わからないね。こういうイベントだから、もしスケジュールが空いていたら当日会場に来てくれるミュージシャンもいると思う。ギター1本持って、アコースティックで歌ってもらうこともあるかもしれないし、ステージに上がってもらって挨拶だけしてもらう人もいるかもしれないね」
Q:新潟中越地震に被災された方々への支援で、なにか継続したものを考えていますか?
「まず、今回のイベントでお金をつくって、それからだよね。あとは臨機応変に対応していかなくちゃならない。もう既に、二次的被害として風評被害が始まっているからね。地震の被害が少なかった湯沢町でも旅館やホテルのキャンセルがたくさん出て、かなり経済的ダメージを受けいる状況なんだよ。日本のメディアはすごく無責任だから、ワイドショー感覚で酷い状況のところばかり大げさに報道しているんだよ。『余震がある、新潟は危ない』っていう具合でね。現実にはもう普段どおりの生活を取り戻している人や地域はたくさんあるわけだからさ。だから、この辺りの正確な情報は伝えていかなくちゃならないと思っているし、そのための協力はしていくよ。それとこのイベントのフライヤーに“Don't Make After Shock”ていう文字を入れてあるんだ。“Aftar Shock”は余震という意味なんだけどもう一つの意味として言葉の余震 というつもりもあるんだ。風評災害としての余震を作るなという事だよ。
それから、もうひとつすごく重要なことなんだけど、今年新潟では台風で甚大な被害を受けた方々もおられるだろ。地震の話題が多くてあまり報道されていないけれども、そういった方々が住む地域にも、まだまだ復興にはお金が必要なんだ。で、その台風の被害にあった方々へも義援金を送るというかたちにしたかったんだけれども、新潟県では台風による被害の義援金は受け付けは終了してしまっているんだ。ただ、対策本部は同じところがやっているから、台風被害に復興にも今回のお金を使ってもらえるということになっている。だから、名目的には“新潟中越地震の義援金を募る”というかたちになっているけれど、新潟の台風被害にあわれた方々への支援という意味もあるんだよ」
Q:そうすると先日有楽町で行われた募金イベント「湯沢元気だ!」のようなイベントも当日の会場であるのですか?
「まだ、具体的には決まってないけど、多分、湯沢町の方たちも来ると思うよ。俺が今考えているのは、当日ボランティアのスタッフ用に、新潟県産のお米でおにぎりつくって、山菜汁なんかもつくろうかと思っているんだ。それをお客さんたちにも買ってもらおうっていうアイデアもあるね。あと、新潟のお酒を持ってきてもらおうとも思ってる」
普段から「こういうイベントを開催する立場にいる人間は、世の中で苦しい立場にいる人の役に立つことをしなければならないんだ」と語る日高さん。それは、私たちひとりひとりにも当てはまること。でも、なにをすればいいのか、なにができるのか分からず、なかなか行動に移せないということもあると思います。今回の「HEAL NIIGATA」へ、チケットを買って会場に行くことも、新潟中越地震に被災された方々への、ささやかだけれども大切な意味を持った支援になります。ぜひ、皆さんチケットを購入して会場に足を運んでください。私たちfujirockers.orgのスタッフも、ひとりひとり自分にはなにができるのか考え、今後も新潟中越地震に被災された方々の役に立てるように行動していきたいと思います。
最後に日高さんは「HEAL NIIGATA」と、新潟中越地震に被災された方々への思いを語ってくれた。
「多分、被災された方たちは、今回のイベントに出演するミュージシャンをほとんど知らないと思うんだよね。だけど、そういうミュージシャンのなかにも、みんなで応援しようっていう気持ちがあることを分ってもらえればいいね。そしてひとりでも多くの人に、会場に足を運んでもらいたいよね」
その1 | その2
reported by ORG-takao
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