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フジロックのルーキーステージに登場したインビシブルマンズデスベッド
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--高田馬場フェイズにて直撃取材--Part2--
更にデスベッドの暴走を全面的に、そして冷静にリードしているのが、ドラムの宮野だ。しかしそのドラムセットを、デスベッドが解体する事もしばしば。今日もスネアを取られてしまい、それでも宮野は叩き続ける。
「ドラムセットの解体具合は日によって違うんですよ。今日はまだマシな方」(デスベッド)
「自分は叩く手間が減るから楽なんですけどね(笑)」(宮野)
そういえば、フジではドラムセットに飽き足らず、ルーキーステージのセットまで壊していた。
「いや。あれは破壊じゃなくて、オブジェなんですよ」(デスベッド)
ステージ上に物を積み上げるのが好きらしい彼。今日のライヴでは、演奏終盤にパイプイスを2つほど運び込み、アンプの上に乗せて去って行った。アートと言われれば、確かにあれも一つのアートだ。
オブジェといえば、フジの演奏の最後で裏から脚立を持って来て、ステージ上に置き去りにしていったのにもインパクトがあった。あれもオブジェの一つなのだろうか?
「あれは、あれで完成だったんですよ。脚立は裏に大きいのと小さいのがあって、大きいのはスタッフに止められたんで、小さいのを持って行ったんですよ(笑)」(デスベッド)
ノンストップに暴れ続けるデスベッドが倒したマイクスタンドを、肩で支えながら弾き続けていた西井や武田といい、スネアやトップシンバルを奪われても演奏を中断しない宮野といい、流血もしばしばというデスベッドのパフォーマンスを脇で支える三人がいて初めて、インビシブルマンズは動き出す。
Part1/3
report by ORG-akiko and photo by ORG-saya38. The copyright of the photos belongs to "saya38" Takahashi. (Aug13, 2002)
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