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フジロックのルーキーステージに登場したインビシブルマンズデスベッド
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--高田馬場フェイズにて直撃取材--Part3--
そんな四人が出会ったのは東京だという。音楽的な感性が一致した彼等が作り上げるステージを通じて、オーディエンスは類い稀な世界をかいま見る事ができる。そんな彼等の、最近良く聴くバンドとは?
「最近の曲とかはあんまり聴いていないですね。メンバーに勧められて、頭脳警察とか今聴いてます」(武田)
「やっぱり、あまり最近の曲は聴かないですね。メンバーの勧めで、いろいろ聴いているんですけど」(宮野)
「最近は、ドアーズとかデビッド・ボウイ、ザ・スターダストとか聴いてますね。もちろん最近のでも聴いていてすごいなっていう曲は沢山あるんだけど、あんまり心の奥まで入ってこないんですよ」(西井)
「現代の音楽って、心に響かないですね。それが、自分達がバンドをやるモチベーションになってるんだけど」(デスベッド)
他に類を見ないバンドとしてあり続けるインビシブルマンズデスベッド。自分達の演奏している曲が一番好きな曲と言い切る彼等のステージは、フジでもフェイズでもそのパワーをいかんなく発揮していた。
さて。そんな彼等が初のフジロック出演を果たしたわけだが、フジロック自体には三年前から客として参加しているという。今年は三日目の深夜出演だったが、それまでの時間はどこで過ごしたのだろうか?
「いや。最終日だけじゃなくて、前夜祭からずっといましたよ」(武田)
ここで特筆すべきは、ルーキーステージ出場者は出演当日のチケットしかもらえないという事。つまり、他の日はすべて実費だったにもかかわらず、彼等は前夜祭からフジに乗り込んでいたのだ。
「東京に来てから色んなフェスに行ったけど、やっぱりフジが一番良いですね」(西井)
そんなフジロック大好きな彼等は、テレビジョン、ホワイト・ストライプス、パティ・スミスや井上陽水などのステージに感銘を受けたという。グリーンステージでの爽快なライヴが記憶に新しい井上陽水だが、グリーンステージといえば、誰もが夢見る幻のステージだ。
「去年もルーキーステージはあったけど、それで今年本ステージに出てるバンドっていないじゃないですか。だから、自分達がそれを目指したいんです」(デスベッド)
そんな彼等の出演希望日は、もちろん「最終日のグリーンのトリ」だ。
「フジが終わった後のステージも、今日のステージも、もちろんルーキーのステージでも、気分はグリーンステージでしたよ」(西井)
迷う事なく最終日を指定した彼等。これから先一年の活動を経てさらに成長した彼等を、是非来年のフジのステージで観てみたい。
オフィシャルサイトはこちら(http://tq.m78.com/deathbed/)
Part1/3
report by ORG-akiko and photo by ORG-saya38. The copyright of the photos belongs to "saya38" Takahashi. (Aug13, 2002)
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