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世界で最もクリーンなフェスティヴァル作りに貢献するASJ
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--今年のA SEED JAPANはどこに向かう...--Part3--
【今年やること:その3 -- リサイクル軍手】
「ボランティアが使う軍手もペットボトルがリサイクルされたものを使います。フジロック一回で1200〜1800組くらいの軍手を消費するんですよ。直接、フジロックで集めたペットボトルがこの軍手になるわけではないですが、日本の大きなリサイクルの輪の一つになります。軍手にはロゴをいれて、リサイクルを手伝ってくれたお客さんにもあげようと思っています」(羽仁)
【今年やること:その4 -- ごみ袋のデザインを変える!?】
「ごみ袋のデザインを変えようとしています。まだASJの中で意見を出している段階ですが、もっと面白くしようと、例えばタブロイド版の新聞みたいにフジの会場の情報を載せたり、Yes,Noチャートにして、ごみの分別を理解してもらおうとか、アイディアを出しています。
ごみ袋は毎年10万枚持って行ってます。毎日2万5千から3万くらい、入場者数によって配るのを調節しています」(羽仁)
【今年やること:その5 --ボランティアのシフトを変えてみる】
――ボランティアの人数は増やすんですか?
「基本は減らします。去年は238人でしたが今年は200人くらいで考えています。本当はもっと減らしたいのだけど、毎朝6時から10時まで、開場前に清掃をやっているのですが、最低160人くらいはいないと出来ないんですよ。
今年も来場者数に照らし合わせてのつもりではいますけどね。一つのごみ箱に3人いたところを2人にしようか、オアシスとアヴァロンは絶えず居たほうがいいですけど、グリーンやホワイトは、ごみがあまり出ないわけだし、ボランティアがいない時間を2〜3時間くらい作ってみようかと思っています。
実験的にですが。去年の3日目にボランティアの子が一人、日射病みたいになったので、みんなを30分くらい休ませたんですよ。その間にごみ箱を見てたら、みんな意外と分けるんですよ。『すごいじゃん、フジロックの客、ボランティアがいなくても、成り立つじゃん』って、30分でしたけど。もちろん、中には分けない人もいるし、ボランティアがいないとごみ箱が溢れちゃうんで、誰かが処理しないといけないんだけど、分別のコーディネートという意味では別にボランティアがいなくてもいいところまで来ているのではないかと思っています。
昔、ジャパンスプラッシュをやっていたときには、ごみ箱ごとに人を配置するのではなく、巡回をするというのをやってみたのですが、上手く行かなかったんですよ。何が何でもごみ箱のところにボランティアをつける状態にしたのがフジを始めた頃から。それを今年から変えてみようかなと思っています。こういう実験が出来るのもフジロックだからですね。フジロックはお客というよりも、参加者という感じがすごくするし、マナーも良くなっているし。
もう一つやりたいことが実はあって、今年は一斉清掃コーディネートというのですが、コンサートが終わったらステージ上からみんなに呼びかけて、ごみ袋を配ってお客さんにも清掃に協力してもらうように呼びかけるんですよ。それで今年はかなり議論したんですが、夜暗くて危ないのと、規制退場に引っかかるんじゃないかということで立ち消えになってますね。今年出来るかどうかちゃんと確かめますが、なるべくASJがなくても自立していけるようなシステムを考えています」(羽仁)
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Intro/Part1/2/3/4/5 report by ORG-nob (July 14, 2002)
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