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FRF'03すっぱ抜き第一弾!これじゃ、モロじゃん、どうするの?(Mar 16, 2003)
今年のフジ・ロックはいったいどうなるんだぁ?!状況チェックしようと大将を直撃!(Mar 15, 2003)
緊急特別企画:岩盤で早割をゲットする方法(Mar 13, 2003)
Fuji Rockin' People vol.13 -NGOヴィレッジの村長、大久保青志さんに訊く...(申し訳ない。リニューアルの遅れで更新にも遅れが出てます)(Mar 13, 2003)
もうすぐ発表だよ、今年のフジ・ロック(Feb 26, 2002)
新FRF年、おめでとう(Jan 4, 2003)
FOHまで何メートル?--ボードウォーク追跡取材--(Jan 4, 2003)
さよなら、ジョー!30日が葬儀です。ジョーとご遺族へのメッセージ用BBSTO JOE WITH LOVEも作りました。(Dec 29, 2002)
悲しいニュースです。ジョー・ストラマーが亡くなりました。(Dec 23, 2002)
苗場キャンプ・レポート到着。つなごう、みんなで作るボードウォーク!(Dec 4, 2002)
新コーナー、FRF感動記登場--写真で語る「私のFRF'02」 - ORG-saya38の場合(Nov 22, 2002)
FROM TAISHO更新--FRF'02から朝霧、そして、Magic Rock Outへ(Nov 21, 2002)
fujirockers say. "Smile! and B Friends!みんなの感動、教えてよ! 感動記募集中です。(Nov 10, 2002)
いつもfujirockers.orgをサポートしてくれているSolomonから忘年会用のrockers special menのお知らせです。(Nov 10, 2002)
若手ORGスタッフが見た朝霧レポートをアップしました。(Oct 20, 2002)
大将よりキャンプのお誘いです。(Oct 8, 2002)
FRF'03進行中。(なんのことかは読めばわかる!)(Oct 8, 2002)
今年のFRFはどうだったんだぁ!? 馬鹿大将、日高氏に訊く(Sept 17, 2002)
また来年(Aug 4, 2002)
もうすぐだぁ、直前レポート!!(July 24, 2002)
FRF'02前夜祭 in Tokyoレポート!!(July 24, 2002)
ひさびさにFrom Taisho更新です。(July 23, 2002)
なんでフリー・チベットや?ミラレパ基金の田原さんがInterviewsに登場です。(July 22, 2002)
苗場に足跡を残しませんか!Naebaインデペンデンス・ボードウォークのこと(July 22, 2002)
事前キャンプレポート第2弾!軽トラ、FUJIROCK号踏ん張る...(July 22, 2002)
な、なんとfujirockers.orgのスタッフが選曲したビデオのオンパレード! 24H SPECIAL on VMC vol.04 「FUJI ROCK ARTISTS SPECIAL」放映(July 20, 2002)
いろいろ遊べるからこそフジロックでしょ! 音楽外情報などなど(July 19, 2002)
へっぽこキャンパーによる事前キャンプレポート! どしゃぶりの苗場にDIYの神髄を見た!(July 19, 2002)MITSUBISHI MOTORSとSPACE SHOWERのサポートで"メモリアルブース"登場!PEOPLE fileの映像版が登場!(July 18, 2002)
レッド・リボンからの便りに、ORGより少しのお知らせ(July 18, 2002)
急告!!! 絶対に読んで!!土砂降りの苗場、雨のフジロック会場からのレポートです。(July 15, 2002)
Levi'sのサポートで"富士岩石祭博物館"登場!展示用「FRF体験記」を大々的に募集だぁ!(July 12, 2002)
MTV特番「Fuji Rock Festival Week」のおしらせ(July 12, 2002)
FRFはCO2排出ゼロ宣言します!森を作ろうぜ。(July 12, 2002)
星空トレイン受付終了のご連絡(July 10, 2002)
AVALON FIELDのNGO Villageに遊びに来てちょうだい(July 9, 2002)
今年もやります! FRF'02前夜祭 in Tokyo!!&グッズ先行販売!?(July 5, 2002)
フジロック・ドキュメンタリー祭の続報到着。(June 22, 2002)
翻訳スタッフWANTED!!!(June 13, 2002)
6/12追加発表アーティストなど(June 12, 2002)
FRF02&RSR02合同オープニングパーティレポートin 札幌のレポート到着。(June 5, 2002)
フジロック・ドキュメンタリー祭 in 仙台のレポート到着。(June 5, 2002)
Fuji Rockin' People vol.10は星空trainを実現させたSmash Westの南部裕一氏。(June 4, 2002)
今年も募集! 彷徨えるパフォーマー大集合!!(June 3, 2002)
なにか面白いことは起きていないかぁ!? 大将に直撃取材だぁ...Part1(May 31, 2002)
ヘヴン日程発表(6/1公式ページ公開分)(May 30, 2002)
5/18追加発表アーティスト(May 16, 2002)
HELP! WE NEED SOMEBODY!(May 13, 2002)
FRF行き特別列車、「FUJI ROCK 星空TRAIN」受付開始!(May9, 2002)
FRF体験記、risaさんから。(May 8, 2002)
『岩石博物館』復活(May 2, 2002)
rockers' train詳細とすっぱ抜き!(May 2, 2002)
Around The Fest.vol.4。写真家、井上ジェイさん登場。グラストンバリーとフジ・ロックのことなど。(May 1, 2002)
公式ホームぺージで発表されるラインナップ。(April 26, 2002)
見てきたよ、オフィシャル・ショップ(April 26, 2002)
久々に大将からのメッセージ更新(April 26, 2002)
動くぜ、fujirockers' train!(April 24, 2002)
FRFドキュメンタリー祭りのお知らせ(April 24, 2002)
フジ・ロック体験記、☆☆☆さんから。(April 21, 2002)
今日、公式ホームページで公開されるアーティストとtpossibleのフジ・ロック体験談です。(April 19, 2002)
すっぱ抜き再び...(少しだけど)(April 15, 2002)
フジ・ロック体験記、今回はMMさんのものをアップ。(April 12, 2002)
動かせるか、fujirockers' train? (状況報告)(April 12, 2002)
これが明日FRF '02 OFFICIAL SHOPで発表されるラインナップよ。(April 9, 2002)
mayuさんとひろさんから送られてきたフジ・ロック体験記をアップ。(April 7, 2002)
ちゃびえさんから送られてきたフジ・ロック体験記をアップしました。(April 1, 2002)
フジ・ロック体験記更新です。今回はEikoさんとnicoさんから。ありがとう。(March 31, 2002)
まだ1/3か1/4だよ、出演者に関しては。(笑)まだまだこれから! それより重要なのは、ここに集まってくるみんなです。そんなみんなの体験記、今回はマサオです。(March 30, 2002)
お待たせ、怒濤のすっぱ抜き情報だぁ!(March 29, 2002)
連続でアップですが、今度はケンイチさんのフジ・ロック体験記です。(March 27, 2002)
生田目真紀さんと黒jinさんから、フジ・ロック体験記が届きました。ありがと!(March 27, 2002)
フジ・ロック体験記、今回はakiraさんと☆SAN☆さんの便りです。(March 24, 2002)
ももさんから送られてきたフジ・ロック体験記をアップしました。(March 22, 2002)
フジ・ロック体験記、今回はayaさんから寄せられました。(March 21, 2002)
フジ・ロック体験記、funkさんから便りをいただきました。(March 20, 2002)
フジ・ロック体験記、今回は@ミズさんよりいただいた原稿をアップしています。(March 19, 2002)
フェスティヴァル周辺を取材したAround The Fest.vol.3。今回は'98と'00、そして、'01と出演してくれたバンド、KEMURIのヴォーカル、フミオさんに登場してもらいました。(March 15, 2002)
まるでフジ・ロックだったぞ、オゾマトリ!(March 15, 2002)
フジ・ロック体験記、ぞくぞくと到着。今回はbonoさんとmanabuさんから。(March 14, 2002)
早速届いたフジ・ロック体験記。今回はnevermindさんのお手紙です。(March 13, 2002)
みんなからの原稿募集!!!(March 12, 2002)
大将からの悲しいけど、めでたい伝言(March 7, 2002)
大将に会ってきたぞ!まずは、総論って感じかな。(March 5, 2002)
フェスティヴァル周辺を取材したAround The Fest.vol.2です。今回は'00で最もFuji Rockin'バンドだったOzomatli。来日間近の彼らを電話で捕まえました。(Feb 27, 2002)
From TAISHO更新。(Feb 21, 2002)
遅れて申し訳ねぇ、すっぱ抜かれてしまったぁ!(Feb 21, 2002)
Fuji Rockin' People vol.9はグリーン・ステージの舞台監督岡田美和氏。(Feb 16, 2002)
Fuji Rockin' People vol.8です。今回はワールド・レストランの中心人物、ソロモン氏の登場です。(Feb 13, 2002)
フェスティヴァル周辺の人物たちを取材したAround The Fest.が始まりました。1回目は小野島大氏インタヴューです。(Feb 10, 2002)
新フジ年明けましておめでとうございます。(Feb 3, 2002)
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フジロックフェスティバル CO2排出ゼロ宣言!!!
今年のFRFは今までとはちょっと違う。全く新しい日本初のカーボンニュートラル・イベントに生まれ変わるのだ。人間が生きていく、すべての過程で二酸化炭素(CO2)は排出されていて、そのCO2によって温暖化が進み、地球環境が変化しているのはもう誰だって知っている。このまま温室効果が続けば、気温はさらに上昇し、海面水位が上がり、干ばつが進み、伝染病による被害も増え続けるだろう。恐竜が滅んだ時のような天変地異が、冗談ではなく、今、現在進行形で起こっている。
話があまりに大きすぎて、どうすればいいか分からない?それとも、そんな事を騒いだって何もしようがないって?自分にすごく関係しているのに、もしかしたら環境問題=政府のような大きな組織が取り組む事と思い込んでしまっていないだろうか。確かに政治家達は毎年温暖化対策を世界レベルで話し合っている。だが「京都議定書」の実施自体が(ある国のすばらしいチームワークのお陰で)あやうくなってしまっているし、難解かつ専門的過ぎてすでに普通の人間には理解不能になってしまっている。けれどFRFが賛同するFUTURE FORESTは、環境問題を至ってシンプルに、分かり易く、個人にでもできることレベルへと引き下げてくれた。そうだ、「木を植えればいいんだ。」
FUTURE FORESTの活動は簡潔そのもの。人間が排出するCO2をチャラにする(=カーボンニュートラル)ために、CO2を吸収する木を植えよう、というアイディアだ。活動の基礎となる「カーボンニュートラル」という考え方は、もともと6年前グラストンバリー・フェスティバル(もちろんカーボンニュートラル・イベント)恒例の、ジョー・ストラマーのキャンプファイヤーの祝福を受け産声を上げた。
イギリスでは多くのアーティストがこのアイディアに賛同し、カーボンニュートラルなCDを販売している。つまりCDの生産から販売までの過程で放出されるCO2を計算し、それに見合った分の木々を植えているのだ。例えば1枚のCDが購入されるまでに、約2kgのCO2を生産や物流の過程で排出しているが、この活動に賛同して作られたCDはそれを吸収するだけの木を植えているので、全体のCO2排出量はゼロになる。しかも1枚のCDをカーボンニュートラルにするにはわずか1P(約2円)しかかからない。この費用のうち半分はアーティストが出し、残りの半分はレコード会社が負担している。

PET SHOP BOYSやPINK FLOYDといったアーティストの参加のもと、去年イギリスでは700万枚のCDがCO2排出量ゼロの形で販売され、今年はおそらく約5000万枚のCDがカーボンニュートラルになるだろう。活動は何もCDだけに留まらない。例えばBritAwardでは授賞式をTVで見るという行為にまで枠を広げ、すべてのCO2排出量を計算し、世界初のカーボンニュートラルイベントになった。そして、今回、日本でもFRFが初めてCO2排出ゼロのカーボンニュートラルイベントに生まれ変わる。
ただ、ここで注意しておきたいのはFUTURE FORESTは決してチャリティー団体ではないという事。彼らはこの活動をまったくのビジネスとしてサポートしている。彼らによって植えられた木々は短くとも99年間保護を受け続ける。木々は地元の人々によって保護され、逆に木々は果実などの形で彼らに還元し、新たなビジネスリソースとして用いられていく。そうやって利益があがった分は再び木々を植えていくために使われていく...。そう、これはまったく新しいエコビジネスシステムなのだ。
残念ながら、戦争やテロ、温暖化など地球環境を取り巻く現状の悪化を止めることは簡単には出来ない。けれど、もっといい世界にするための新しいステップを踏み出すことは誰にだって出来る。FRFに参加するみんなが会場に来るまでの交通手段で排出したCO2、会場で使うすべての電力、アーティストの演奏、物販、レストラン、搬入、全てから排出されるCO2量を環境科学者に計算してもらい、排出されたすべてのCO2を吸収するだけの木々をFRFは植え、森を作っていく。これからFRFが続いていくにつれて地球上のあちらこちらに「FRFの森」=「みんなの森」が出来ていくなんて、とても素晴らしいことだとじゃないか?これを機会にFUJIROCKERSみんなで地球環境というものにもう一度目を向けて行こうじゃないか。
実はカーボンニュートラル、つまり木を植えていくことはただ単に現状維持しているだけで、決して環境問題への根本的な答えにはなってはいない。けれどこの小さな一歩は、確実によりよい未来へとつながっているし、FUJIROCKERSみんなにとっても、とても大切な意味があるんだ。まず、少しでも環境にいい事をしていると知るだけでみんなポジティブな気持ちになれるし、自分達の森のため、環境にやさしくなれるし、身近に地球環境のことを感じられるようになるのだ。とにかくLove&Peace!めちゃくちゃRock'n'Roll魂なムーブメントなのだ!!
当たり前だが、音楽はパワーで溢れている。そして世界に対して強い発言力を持っている。60年代には多くのアーティスト達が愛と平和を訴えた。今FUTURE FORESTの活動に賛同するアーティスト達の活動は、目的はちがっても60年代の大きなムーブメントと同じだ。違うのは地球への愛のために活動しているということだけ。政治家には出来ないような、とっぴな考えもアーティストのパワーによって時には可能になる。(U2のボノはアフリカの多額の債務を一晩で帳消しにした!)大好きな音楽が、世界で一番進んだ地球環境の保護をしている。そして自分達も環境のために何か少しでも始められる。地球を救うためにたった一人で夢見つづけているわけではないし、いつだって賛同者はいっぱいいるんだ。そんなポジティブな考え方をFRFは持ちつづけていきたいと思う。すぐには何も変わらないし、まったく根気の要る活動だろう。けれど、FRFは今年CO2排出量ゼロ、カーボンニュートラルイベントである事を宣言する。いつかFUJIROCKERSが戦争で傷ついたアフガンのような地に出来た「FRFの森」を訪れる日の為に...そして、世界をよりよくするために...。
----report by ORG-nakamura and photo by hanasan under kind permission (July 12, 2002)
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